ファイル写真:サルマン・ビン・ムハンマド皇太子 © Bandar Algaloud / Saudi Kingdom Council / Handout / Anadolu Agency / Getty Images
【RT】2024年9月18日 20:53 ホーム世界のニュース
https://www.rt.com/news/604250-saudi-arabia-israel-relations/
独立したパレスチナ国家が樹立されなければ、何も起こりえないとサルマン皇太子は主張している
サウジアラビアのサルマン皇太子は、独立したパレスチナ国家が樹立されなければ、リヤドと西エルサレムの関係正常化はありえないと発表した。
サルマン皇太子は以前、昨年10月にガザ紛争が勃発する前、米国が支援するサウジアラビアとイスラエルの協議が解決に近づいていると述べていた。
「サウジアラビアは、東エルサレムを首都とする独立したパレスチナ国家の樹立に向けたたゆまぬ努力を止めない。そして、それなしにイスラエルと国交を樹立することはないと断言する」
と、サルマン皇太子は9月18日(水曜日)にロイター通信に語った。
また、同皇太子はパレスチナ人に対する「イスラエルの占領犯罪」を非難した。
ロイター通信の取材に応じた匿名の情報筋2名によると、サウジアラビアとイスラエルの関係の「正常化」は、リヤドが米国との防衛協定を確保するための前提条件と見られている。
ビン・サルマンの発表は、国連総会がパレスチナ領のイスラエル占領の終結を求める決議案の採決を行う直前に発表された。
イスラエルのダニー・ダノン国連大使は、決議案を「外交テロ」と呼び、2023年10月7日にハマスがガザ地区から行った攻撃を非難していないことを批判した。
米国のリンダ・トーマス・グリーンフィールド特使も、この決議案に反対した。
決議案は、イスラエルに対し、「占領下のパレスチナ地域における不法占拠を遅滞なく終結させること」を求め、遅くとも12か月以内に、占領によって生じた損害に対する賠償をパレスチナ人に対して行うよう求めた。
賛成124票、反対12票、棄権43票で可決された。
イスラエルは、1200人の死亡はハマスの侵入によるものだと非難し、さらに250人が人質に取られたと発表した。
自治区の保健省によると、それ以来、イスラエル軍の作戦により4万1000人以上のパレスチナ人が死亡し、9万5000人以上が負傷している。