英国、不法移民の取り締まりを発表

ファイル写真: イベット・クーパー英内相 © Getty Images / Ian Forsyth / Stringer

【RT】2024/8/22 -18:28  ホームワールドニュース

https://www.rt.com/news/602958-uk-government-immigration-measures/
内務大臣は、国境警備を強化し、不法移民の流入を抑制するための「強力かつ明確な措置」の数々を約束した。

 

イベット・クーパー内相は、英国への不法移民対策と国境警備の強化を目的とした一連の新措置をロンドンに導入すると発表した。


8月21日(水曜日)の声明によると、政府は今後6ヶ月の間に、申請が却下された亡命希望者を含め、2018年以降で「入国する権利のない人々」の「最高率の連れ去り」を達成する計画だ。


「国境警備を強化し、ルールの尊重と執行を確実にするため、強力かつ明確な措置を講じている」とクーパーは述べた。


この新たな措置には、国家犯罪対策庁(NCA)で最大100人の情報・捜査の専門官を直ちに採用し、「犯罪的密輸団を混乱させ、壊滅させ、危険な船の渡航を防ぐ 」ことが含まれている。


政府はまた、キャンプスフィールドとハスラー移民除去センターに新たに290のベッドを設置し、収容能力を増強する計画も明らかにした。


さらに、「ここで働く権利のない人々を不法に雇用する悪徳な雇用主 」を標的にし、調査し、取り締まるために、情報主導型の新しい不法就労プログラムが展開される。


不法就労者を雇用している者に対し、罰金通告、事業閉鎖命令、起訴の可能性など、さまざまな制裁措置が取られる」と声明文には書かれている。

 

不法就労で摘発され、強制送還の対象となった者は、速やかに強制送還されるまで拘留される。

インディペンデント紙によると、批評家たちは政府の計画を「税金の無駄遣い」と呼び、詳細が欠けており、「移民の尊厳と人間性」を認識していないと主張している。


新計画は、年末までに14,000人以上の国外追放を意味する、と同紙は8月21日(水曜日)に書いた。

 

しかし、この数字は旧労働党政権下の2010年に戻された45,000人をはるかに下回り、今年これまでに小型ボートで海峡を渡って英国に到着した19,000人の移民よりも少ないと、インディペンデント紙も指摘している。

 

公式統計によると、合法的移民と不法移民を合わせると、昨年は約120万人が英国に移り住み、その85%がEU域外からの移民であった。