「ラファに注目」の画像、ネットで4400万回シェア

【Insider Paper】AFP2024年5月29日 19時13分

https://insiderpaper.com/all-eyes-on-rafah-image-shared-44-million-times-online/

イスラエル軍がガザンのパレスチナ人避難キャンプを空爆した後、AIが作成した「All eyes on Rafah(ラファに注目)」という画像が、5月27日(月曜日)から4400万以上のインスタグラム・アカウントで共有されている。

 

この画像は、山々に覆われた砂漠の風景に、びっしりと詰まったテントの列が果てしなく伸びている様子を描いており、イスラエルによるハマスに対する軍事作戦の間、そこに逃げ込んだ何十万人ものパレスチナ人を暗示している。

 

チリ系米国人俳優のペドロ・パスカルパレスチナ系トップモデルのベラ&ジジ・ハディッド、フランスのサッカースター、ウスマンヌ・デンベレらがインスタグラムでシェアしている。

 

オンラインモニターVisibrainによると、「ラファに注目」というスローガンは他の出版物やソーシャルネットワークでも広く共有されており、特にXでは#alleyesonrafahというハッシュタグが100万近いヒットを集めている。

 

以前はツイッターだったこのプラットフォームでは、国際的な怒りを引き起こしたエジプトと国境を接するガザ南部の都市への攻撃について、3日間で2750万ものメッセージが公開された。

 

ガザのハマスが運営する保健省は、5月26日(日曜日)に火災を引き起こしたキャンプに対するイスラエルの攻撃で45人が死亡、249人が負傷したと発表した。

 

イスラエル軍は、ハマスの幹部武装勢力2人を標的にして殺害したと発表し、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、政府が調査中の「悲劇的な事故」について語った。

 

イスラエルの公式発表に基づくAFP通信の集計によると、ガザ紛争は、ハマスが10月7日にイスラエル南部を攻撃し、民間人を中心に1189人が死亡したことに端を発する。

 

また、武装勢力は252人の人質を取り、そのうち121人はガザに残っている。

イスラエル軍の報復攻撃により、ガザでは少なくとも36,171人が死亡した。