ボリス・ジョンソン氏、ウクライナのネオナチ旗を手に写真撮影

【Natural News】2024年5月27日 ニュース編集部

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ボリス・ジョンソン元英国首相は、ウクライナの悪名高いネオナチ「アゾフ」部隊の戦闘員と一緒に、第三帝国の親衛隊のシンボルが描かれた旗を掲げて写真撮影に応じた。

 

この論争は、ネオナチのイデオロギーで広く知られ、ロシアでは非合法とされているアゾフ旅団のメンバー数人が、英国議会で同部隊の捕虜の帰還に関する円卓会議の一環として、英国議員に挨拶した際に5月22日(水曜日)に勃発した。

 

2014年にネオナチの民兵組織として創設されたアゾフは、2022年に本格的な敵対行為が勃発する以前は、ドンバスでの戦闘に重要な役割を担っていた。

 

この間、国連や複数の人権団体から拷問、レイプ、略奪に関与していると非難された。最終的にはウクライナの国家警備隊に統合され、2023年には旅団にまで拡大された。

 

イベントの司会は、イングランドウェールズの司法長官であるヴィクトリア・プレンティス議員が務めた。

 

ジョンソンはまた、アゾフ旅団の戦闘員たちとも面会し、彼らを「英雄」と称え、キエフにもっと多くの武器と、ロシア国内を含む「自国国境外」での攻撃を実行する権限を与えるよう西側に求めた。

 

「我々は、今夜ここにいるアゾフ旅団の人々のような英雄に全面的に依存している」と付け加えた。

 

ジョンソンはまた、ヴォルフサンゲル(狼の鉤)の記章がついた黄色い旗を掲げながら、アゾフの戦闘員たちとの記念撮影に応じた。

 

このシンボルマークは、第二次世界大戦中にドイツ軍のいくつかの師団で使用されたもので、特にユダヤ人とフランス人に対する戦争犯罪で悪名高い第2SSパンツァー師団ダス・ライヒもそのひとつだった。

 

この写真撮影はイギリスのメディアではほとんど無視されたが、ソーシャルメディア上では大炎上となり、ナチスイデオロギーと戦って亡くなった何十万人ものイギリス人の記憶を侮辱しているとジョンソンを非難するユーザーもいた。

 

在ロンドン・ロシア大使館は、英国議会での「グロテスクな光景」と呼ばれるものを非難し、アゾフの戦争犯罪の記録を指摘した。

 

モスクワはまた、2022年春にイスタンブールで行われたロシアとウクライナの和平交渉を頓挫させたのはジョンソンの責任だと主張している。

 

ロシア政府関係者は、ウクライナの中立を軸とした交渉は当初進展したが、ジョンソン氏がキエフに戦闘を続けるよう進言したとされるため、後に決裂したと主張している。

ジョンソン氏はこの非難を否定している。