イスラエルソース Pixabay
【Insider Paper】AFPD 2023年12月5日 5時51分
https://insiderpaper.com/retrieved-hamas-data-shows-attack-planned-for-years-israel/
10月7日のテロ後にハマスの武装勢力から回収されたデジタル機器と文書から、数年にわたる計画と非常に高いレベルの「詳細と準備」が明らかになったと、イスラエル情報当局が発表した。
死体や捕虜となったパレスチナ人武装勢力から取り出された資料には、「人々の精神を打ち砕くような衝撃」を与えることを目的とした襲撃の詳細な計画が示されていると、ある幹部は記者団に語った。
携帯電話、コンピューター、タブレット、GPS機器、GoProカメラ、地図、ノートブックから得られたデータは、「基地やキブジムを攻撃する方法について、何年にもわたって計画されていたことを示している」と、匿名を条件に別の諜報部員は語った。
イスラエル当局によれば、10月7日、数百人のハマスとガザ武装勢力がイスラエル南部に突入し、民間人を中心に1,200人以上が殺害され、約240人が人質に取られた。
これに対してイスラエルは、容赦ない砲撃と地上攻撃でハマスの壊滅を宣言し、ハマスが支配するガザの保健省によれば、女性や子どもを中心に約1万5900人が死亡した。
その資料を分析するため、イスラエルはアムシャットと呼ばれる軍事情報ユニットを再稼働させ、アラビア語の膨大な文書を読み解き、何百万もの電子データを解読している。
ある将校によれば、これらは「戦闘計画」を構成するものだという。「その詳細さと即応性の高さには驚かされる。
アムシャット部隊は、1973年のアラブ・イスラエル戦争後、イスラエルがエジプトとシリアの攻撃によって不意を突かれたときに創設された。
ニューヨーク・タイムズ紙は12月1日付で、イスラエル情報機関が1年以上前に、10月7日と同様の攻撃を段階的に詳細に伝えるハマスの計画を入手したと報じた。
詳細な戦術計画がコンピューターから発見され、そこには目的、関係部隊の名前、それぞれに割り当てられた任務、正確な作戦の詳細、タイミング、必要な武器のリストが含まれていた。
ハマスが掌握したナハル・オズの軍事前哨基地の詳細な手書き図面もあった。
戦闘員の死体からは、攻撃された2つのキブチムの衛星写真と正確な設計図が発見された。
ある諜報部員は、キブツの詳細はパレスチナ人労働者かアラブ系イスラエル人による内部からのものだと確信していると語った。
「基地のことはわからない。「しかし、オープンソースではありえない」。
メディア・ブリーフィングではまた、「訓練の一環として人質の取り方があった」「チェックリスト」と「フレーズ集」が発見されたとも語られた。
AFP通信が見たチェックリストでは、武装勢力は大人の人質全員の目を覆い、手を縛るように指示している。
また、人質を取った者は「問題を起こしたり、逃げようとしたりする者を殺す」べきだと付け加えている。
AFPに示された会話ガイドには、「黙れ」、「動くな」、「両手を上げろ」、「横になれ」など、ヘブライ語の約50の表現が音訳されている。
意外なことに、発見された文書の中には10月7日のテロとは無関係のものもあり、その中には軍事的価値の高いものも含まれていた。
「ハマスの戦闘員の何人かは、何が起こるかわからず、闇に葬られていた」
「彼らの多くは襲撃に関係のないものを持って来ており、中には日常的に使われている車もあった」ともう一人は語った。
山のような情報の中から、ある諜報部員は「既知のものもあれば、新しいものもある......我々は金塊を見つけなければならない」と語った。
ある将校は、ガザ南部の詳細な地図が見つかり、これまで知られていなかったハマスの軍事施設が特定されたと語った。
ジャーナリストたちはまた、アムシャットがガザのトンネルの画像を入手したとも聞いた。
その画像には、コンクリートと金属で補強された長い通路が写っており、幅も高さも車両が通れるほどだった。
ある諜報部員は、深く入り組んだトンネルが全部で500キロ以上あっても「驚かない」と語った。