イスラエル、パレスチナ人労働者のガザ帰還を開始:国境当局者


【Insider Paper】AFP2023年11月3日 5時32分

https://insiderpaper.com/israel-begins-sending-palestinian-workers-back-to-gaza-afp-border-official/

イスラエルは11月3日(金)、ハマスとの戦争勃発以来イスラエル国内に足止めされていたパレスチナ人労働者数千人をガザへ送り返し始めたと、ガザ国境当局者が明らかにした。

 

「10月7日(土曜)以来イスラエルで足止めされていた数千人の労働者が連れ戻された」と、ガザ国境当局のヒシャム・アドワン代表はAFP通信に語った。

 

11月3日(金曜日)の早朝に撮影されたAFPTVの映像には、イスラエルとガザ南部を結ぶカレム・アブ・サレム交差点から到着する労働者のグループが映っていた。

 

イスラエルは11月2日(木曜日)遅く、労働者をガザに強制送還し始めると発表した。

 

イスラエルはガザとの連絡を絶つ。イスラエル安全保障内閣は声明で、ガザ出身のパレスチナ人労働者は、これ以上増えることはない」と述べた。

 

「戦争勃発の日にイスラエルにいたガザ出身の労働者は、ガザに戻されることになる」と付け加えた。

 

イスラエルの国防機関であり、パレスチナ文民問題を担当するCOGATが提供した数字によれば、戦争が始まる前、約18,500人のガザ人がイスラエル労働許可証を持っていた。

 

COGATは、ハマス武装勢力が国境を越えて襲撃し、イスラエル政府当局者によれば、少なくとも1400人(そのほとんどが民間人)が死亡した10月7日にイスラエル国内で働いていたガザンの人数についての要請にはすぐに回答しなかった。

 

ハマスが支配するガザの保健省によれば、この猛攻撃の後、イスラエルは執拗な空爆作戦で猛反撃し、民間人を中心に9000人以上が死亡したという。