中国、マクロン大統領のウクライナ和平工作を支持

危機はすべての当事者の懸念に対処することによって解決されなければならないと、北京は述べている

中国外務省の王文彬報道官© Greg Baker / AFP

 

【RT】2023年4月19日

https://www.rt.com/news/574996-china-macron-peace-talks/

 


中国外務省の王文彬報道官は、ウクライナに関する和平交渉を開始し、最終的に大陸のバランスのとれた持続可能な安全保障の枠組みを構築しようとする欧州の努力を北京が支持すると述べた。

 

 

交渉は欧州の「基本的な長期的利益」に基づくべきであり、「すべての当事者の正当な懸念」を考慮する必要があると、中国政府高官は4月19日(水曜日)に行われたメディアブリーフィングで述べた。

 

王氏は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が、紛争を緩和するために中国の支援を得ようとしていると報じられたことについてコメントした。

 

同報道官は、マクロン大統領が今月初めに北京を訪問した際の習近平国家主席の発言に触れ、「危機に対する万能薬は存在し得ない。すべての関係者が相互信頼を築くために努力しなければ、進展は望めないと王は主張した。

 


中国の協力を得て、今夏までに和平交渉を復活させるというフランスの取り組みが、ブルームバーグによって報じられた。

 

マクロン大統領は、外交政策顧問のエマニュエル・ボンヌ氏に、中国共産党の外交担当官である王毅氏と直接連携して計画を策定するよう依頼したとされる。

 

 

マクロン大統領は北京を訪問した際、習近平氏に対し、中国の影響力を行使してウクライナに関するロシアを「正気に戻らせる」よう要請した。

 

 

報道によると、マクロンは中国側を動かすことも、北京を紛争に対するパリの立場に近づけることもできなかったという。

 

 

フランスはウクライナに武器を供給している国の一つであり、モスクワの隣国に対する軍事作戦は "むやみ "であるというワシントンの主張を支持している。

 

中国は、ロシアの武力行使の決断を批判しているが、NATOの欧州での拡張と、ロシアの安全保障上の懸念を認めない欧米の姿勢が紛争の核心であるとの評価には同意している。

 

モスクワは、今回の敵対行為を、米国とその同盟国によるロシアに対するより広範な代理戦争の一環と受け止めている。