推定63万人が政府の司法改革案に反対するデモを行った
【RT】2023年3月26日
https://www.rt.com/news/573609-protests-israel-judicial-reform/
数十万人のイスラエル人が3月25日(土曜日)、司法制度の見直しを進める政府の物議を醸す動きに抗議するため、全国で街頭に立った。
エルサレム、ハイファ、ベエルシェバ、テルアビブなどの都市で行われた大規模なデモの主催者は、3月24日(金曜日)に「イスラエルを独裁国家に変えようとする試み」に抵抗するための「麻痺の週」を発表した。
主催者が提供した数字によると、合計63万人が集会に参加したという。
地元メディアによると、活動家たちの主会場となったテルアビブだけでも、およそ20万人の抗議者が集まったという。
抗議活動では、テルアビブのアヤロンハイウェイを封鎖した群衆を水鉄砲で退散させ、28人を拘束するなど、警察とのにらみ合いも発生した。
デモ参加者に法的支援を提供する弁護士グループは、合計44人の活動家が逮捕されたと主張した。
大規模な抗議行動の中、イスラエルのヨアヴ・ギャラント国防相は、司法改革の問題がますます分裂を深めていると警告した。
「深まる分裂は、軍や国防機関にも浸透している。これはイスラエルの安全保障に対する明確かつ直接的で現実的な危険である」と述べ、政府に対して反対派との協議を行うよう促した。
イスラエルは、ネタニヤフ内閣が、最高裁が立法府と行政府に対して裁定する権限を制限する一方で、裁判官を任命する委員会で政権連合に過半数を認める計画を立てたことが引き金となり、数カ月にわたって抗議デモに揺れている。
しかし3月27日(月曜日)、ネタニヤフ連立政権は、司法委員会の政府代表の数を減らし、改革案を縮小した。
これは、ジョー・バイデン米大統領との電話会談の後、「司法改革案について、チェック・アンド・バランスを含む民主主義社会の基本原則と一致する妥協点を見出すための努力への支援を提供する」と述べた。