EUからの離脱を希望するオーストリア人が増えている

                

【フリーウエストメディア】2022年10月31日

https://freewestmedia.com/2022/10/31/more-and-more-austrians-want-out-of-the-eu/

 

コロナとウクライナ戦争が始まって以来、EUに懐疑的で脱退に賛成するオーストリア人が大幅に増えている。

 

ブリュッセルのユーロクラットが、現在の問題の解決に貢献するどころか、問題を悪化させ、あるいはそもそも問題を引き起こしていることが、ますます明らかになってきているのである。

 

オーストリア人は、EUとその行動に対してますます懐疑的になっている。

 

オーストリア欧州政策協会(ÖGfE)のパウル・シュミット事務局長でさえ、EUの世論動向に関する最新の調査に際し、これを認めざるを得なかった。

 

EU離脱に賛成する市民の数は、コロナの大流行以来、実に19%増加し、したがってこの数年で2倍以上になっている。

 

少なくとも27%のオーストリア人がオキジット(Öxit)に賛成している一方で、9%が「わからない」と回答したり、情報を提供したくないと回答している。

 

これは人口の3分の1以上である。

ちなみに、比較すると 2019年、離脱に賛成したのはわずか8%で、当時としては歴史的な低水準だった。

 

それに引き換え、EUの支持者は大きく減少している。

 

2019年(パンデミック前も)には75%もの人がEU加盟に賛成していたが、現在は64%、つまり3分の2にもなっていないのである。

 

1995年以降に行われたこの件に関する66の調査で、EU支持者が最も多かったのは1999年の82%だった。

 

しかし、未来への悲観、繁栄の喪失、政治への幻滅が混ざり合い、意気消沈している。

 

シュミット氏はこの調査結果を受けて、「長期化する戦争、敵対関係のさらなる激化、適切なエネルギー供給への懸念も、欧州の結束を試練に追いやっている」と述べている。

 

EUは、ECBによる金融政策の完全な失敗と、自ら課したエネルギー制裁が、大規模なインフレの基礎を形成していることを事実上示している。