【フリーウエストメディア】2022年9月8日
9月25日に行われる議会選挙で勝利する可能性が高いと予想されるイタリアの右派陣営が、選挙に勝利するための最初の発表を行う。
フラテッリ・デ・イタリア(FdI)の代表で保守右派陣営のお気に入りであるジョルジア・メローニ氏は、欧米の基本的なドクトリンから慎重に距離を置き、「ルールなきグローバル化」はうまくいかないと断言している。
「欧州圏の分裂は続く。ウクライナでの戦争は、より広く長く続く世界の分裂の氷山の一角だ」と、メローニ氏はコモ湖畔のチェルノビオで開かれた経済学セミナーで警告した。
しかしメローニ氏の政党は、ドラギ政権によるウクライナへの武器供与の動きを支持しており、サルヴィーニ氏とベルルスコーニ氏はあまり熱心ではなかった。
メローニ氏はまた、米国が主導するNATO同盟を擁護している。
レガのボス、マッテオ・サルヴィーニは、この文脈で欧米の制裁の有効性を批判した。
数カ月が経過し、市民は「請求書を2倍、4倍に支払わなければならない」一方で、7カ月の戦争の後、「ロシアの財源は金で満たされている」とサルヴィーニ氏は述べた。
「私たちが属する中道右派は、9月25日の総選挙に勝利し、イタリアを5年間支配するための準備を進めている。
しかし、欧州は企業や家庭のコストを負担しなければならない」と、レガのボスは要求した。
経済的破局を避けるためには、「欧州の保護シールド」が必要だとサルヴィーニ氏は要求した。
レガ党首は、マリオ・ドラギ政権に対し、エネルギー価格の高騰とインフレによって圧迫された家庭や企業を支援するため、たとえイタリアの財政赤字が増大しても、支援策を可決するよう求めた。
サルヴィーニ氏は、「1000億ユーロの失業手当を後で支払うことになるよりは、300億ユーロの支援策を今まとめた方が良い」と警告した。