【Insider Paper】BY:ブレンダン・テイラー 2022年5月24日
https://insiderpaper.com/russia-to-deepen-economic-ties-with-china-to-counter-west-fm/
ロシア外相のセルゲイ・ラブロフ氏は、欧米が世界情勢で独裁的な姿勢を強めていることから、モスクワは中国との経済協力の強化を期待していると述べた。
ロシアのメディアによると、ロシアは独立した国々と関係を構築するつもりであり、西側が正気に戻った場合、そしてその時にどう対処するかを決めるという。
ラヴロフ氏は、モスクワのエリート教育機関であるプリマコフ・スクールで、自身の前任者の名前をとって名付けられた学生たちに、「西洋が独裁者の立場をとっている今、中国との経済関係はさらに速く成長するだろう」と述べた。
エフゲニー・プリマコフは1996年から98年まで外相を務め、その後首相を務めた。
「国庫への直接収入に加え、極東・東シベリアの開発計画を実行する機会を与えてくれる」とラブロフは述べた。
「中国とのプロジェクトの大半は、そこに集中している。これは、原子力を含むハイテク分野だけでなく、他の多くの分野においても、我々の潜在能力を実現する機会である」と付け加えた。
RTによると、西側諸国が正気を取り戻し、関係再開のために何かを提供する場合、ロシアは「それが必要かどうか真剣に検討する」と外相は高校生に語ったという。
モスクワは反ロシア制裁に対応して輸入代替戦略を実施しているだけではない「西側からの何かの供給に依存することはいかなる形でも止めなければならない」し、自国の能力と「信頼性を証明」したそれらの国に依存し、独自に行動するとラブロフ氏は説明した。