台湾で大規模な停電が発生している

台湾は広範囲にわたる停電に苦しんでいます。

f:id:pepie17:20220303201146p:plain新田発電所 © taipower.com.tw

 

台湾では3月3日(木曜日)の朝、大規模な停電が発生し、数千人が停電に見舞われました。当局は、新太発電所の突然のシステム故障が送電網の不調の原因であるとしています。

台湾電力は、停電は高雄の港町にある台湾で2番目に大きい石炭火力発電所の「機器故障」が原因であることを確認した。

 

停電は、台湾第二の都市である高雄を越えて、台湾南部や北部の首都台北でも報告されています。

日本経済新聞によると、台南科学園区でも停電後すぐに「突然の異常電圧変化」が報告されたという。この産業拠点は高雄の北約70km(43マイル)に位置し、iPhoneのプロセッサに使われる主要なマイクロチップの生産工場がある。

 

電力会社は3月3日(木曜日)遅くにFacebookに投稿した最新情報の中で、「緊急修理」が進行中であると述べ、「南部地域は現在停電中であり、北部および中部地域でも停電が発生している」と指摘した。

 

◆◆ 北京、台湾の米国「国防」代表団に反発

広範な停電は、現・元国防当局者からなる米国の代表団が今週島を訪れ、ジョセフ・ウー外相や、蔡英文総統と会談している最中に発生した。マイク・ポンペオ元国務長官も一行の中に含まれている。

 

大統領府の張棟漢報道官は、不便を謝罪し、できるだけ早く電力を回復させると述べ、大統領官邸は停電の影響を受けなかったと付け加えた。ただし、予定されていた蔡英文総統と、ポンペオ氏の会談のライブ配信は「一時的に中止された」という。