ナイジェリア: Covid-19ワクチン100万本を廃棄する

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オックスフォード・アストラゼネカ社のコビシールドワクチンの空のアンプル。©ロイター

【RT】2021年12月14日


ナイジェリアは、アストラゼネカのCovid-19に対するワクチン100万回分を廃棄する予定であると保健当局トップが述べ、今後は賞味期限の短いワクチンを受け入れないと約束しました。


国立プライマリーヘルスケア開発局(NPHCDA)の事務局長であるファイサル・シュアイブ博士は、12月13日(月曜日)に使用期限を過ぎたワクチンは回収され、プロトコルに従って破棄される予定であると述べました。


シュアイーブ氏はブリーフィングで、ナイジェリア国民が期限切れの注射を打たれたことはないと断言しました。また彼は、「ナイジェリアは、以前と同様、期限切れのワクチンをこれ以上受け入れない」と付け加えました。

 

シュアイーブ氏によると、2億1100万人を超えるナイジェリアの人口のうち、これまでにコロナウイルスの予防接種を完全に受けたのは390万人に過ぎません。

最初の2回に加え、ブースター注射を受けた人の数は、わずか496人にとどまっています。

 

先週、ナイジェリア政府は、COVAXワクチン・シェアリング・イニシアチブの一環としてヨーロッパから受け取ったアストラゼネカ社製のワクチン約100万本が11月に期限切れになったという報告を確認しました。

 

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PHOTO. ナイジェリア、ラゴスのヤバにある本土、感染症病院。© Getty Images / Emmanuel Osodi

 

メディアによると、ワクチンが到着した時点で期限切れまで4〜6週間あったため、使用が間に合わなかったとのことです。

ナイジェリアのオサギ・エハニレ保健相は、賞味期限が短い、あるいは期限切れの余剰Covid-19ワクチンの提供は、「国際的に大きな懸念となっている」と指摘していました。