たま男くんとあんこちゃん。良く寝てすごくおとなしい。特に、今は一番暑い季節だし暑くてねむいのだと思う。日中は暑くてハァハァしている時もあった。
夕方までずっとうとうと。
新しい子ヤギの誕生後には必ず悲しいことが待っている。それは何かというと、前の子ヤギの親離れ儀式だ。今回で言うとサブ子とヨシ子の双子は今回の子ヤギが昨日生まれたと同時に、母ヤギ（チャコ）に本気で追い払われる。角で全力で頭突きされて近寄れない。
どのヤギの場合も同じことになるが、ついさっきまで一緒にくっ付いていた母ヤギが急に本気で全力攻撃してくるので、最初は全く事態が飲みこめず茫然とする。その後、何度も母ヤギに角で突かれ、痛い目に遭わされて、段々追い払われているという現実を知って行くのだった。
この親子の儀式のようなものは見ていていつも辛いが仕方がない。サブ子とヨシ子が生まれた日も、シゲ子が同じように攻撃され追い払われた。シゲ子は一人っ子だったからもっとかわいそうだった。そしてその前はチャオとクコちゃんが厳しく追い払われた。
特に、うちのヨシ子はメンタルが非常に弱いというか神経質で臆病というか、いろいろ精神的に未熟で大変なヤギなので心配している。今晩はまた母ヤギと別れて、姉のサブ子と新築の小屋に入っていった。この親離れの時を機に大人になってくれるといいが……。
ヤギは母ヤギにベッタリ母子癒着するので、別れの時は本当にかわいそうだ。
