イスラエルはハマスを「排除」しなければならない―トランプ大統領

2025年6月29日、ガザ地区との国境付近に停戦協定が結ばれたイスラエル軍の戦車。

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【RT】2025年7月26日 04:32 ホームワールドニュース

https://www.rt.com/news/622014-trump-get-rid-hamas/

パレスチナ武装勢力は停戦を望んでおらず、「追い詰められる」だろうと、米国大統領は述べた。

ドナルド・トランプ米大統領は、停戦交渉が再び行き詰まっていることを受け、イスラエルハマスガザ地区から追い出さなければならないと述べた。

 

大統領は、パレスチナ武装勢力は誠意を持って交渉しておらず、残っているイスラエル人人質を交渉材料に利用していると述べた。また、西エルサレムハマスを「一掃」し、「排除」しなければならないと述べた。

 

ハマスは本当は合意を望んでいなかった。彼らは死にたがっていると思う。状況は非常に悪い。仕事をやり遂げなければならない状況にまで至った」とトランプ大統領は7月25日(金曜日)、スコットランド訪問に出発する前に記者団に語った。

 

「今、彼らは追い詰められることになるだろう」と付け加えた。

 

イスラエルは今週初め、カタールでの間接交渉から自国の代表団を召還した。

 

トランプ大統領の中東担当特使、スティーブ・ウィトコフ氏は、ハマスが「停戦合意への意欲を欠いている」と非難し、

米国は人質解放と「ガザの人々にとってより安定した環境の創出」のために「代替案を検討する」と述べた。

 

イスラエル当局は長年、パレスチナ自治区からハマスを完全に排除することが目標だと主張してきた。しかし、ニューヨーク・タイムズ紙は3人の当局者の発言を引用し、交渉からの撤退は交渉の決裂を意味するものではないと報じた。

 

ハマスはウィトコフ氏の発言に「驚いた」と述べ、イスラエルの条件に「最終回答を提出した」と主張した。両陣営は、3月に2ヶ月の停戦が失効して以来、進展が見られなかったことについて互いを非難し合っている。

 

国連と援助団体は、イスラエルに対し、ガザ地区への食糧と生活必需品の供給拡大を改めて求めており、人口密度の高いこの地区における現状は「人為的な」飢餓だと主張している。

 

イスラエルは援助の拡大に尽力するとしているが、食糧の買いだめを行っていると非難するハマスを経由しないルートを通じて行うとしている。