【ナチュラルニュース】2025年5月18日 キャシー・B.
https://www.naturalnews.com/2025-05-18-research-warns-tattoos-may-increase-cancer-risk.html
ボディアートによる自己表現が主流となった現代において、衝撃的な最新研究は、
タトゥーが隠れた危険性、すなわちがんリスクの大幅な増加を示唆しています。
スウェーデンとデンマークの最近の研究では、タトゥーのインクは皮膚に留まるだけでなく、体内を移動してリンパ節に蓄積し、慢性炎症を引き起こし、リンパ腫や皮膚がんにつながる可能性があることが明らかになっています。
世界中で何百万人もの人々がタトゥーを入れている現状において、これらの研究結果は、多くの人が無害な自己表現と考えてきたタトゥーの長期的な安全性について、緊急の疑問を提起しています。
■■リスクの背後にある科学的根拠
タトゥーの針が真皮（皮膚の深層）にインクを注入すると、体の免疫システムは異物粒子を脅威と認識します。2024年にスウェーデンで発表された研究の筆頭著者であるクリステル・ニールセン氏によると、
「注入されたインクの大部分は免疫システムによって皮膚から排出されます」。
このプロセスによって色素粒子がリンパ節に送られ、そこで何年も留まり、免疫機能を阻害し、異常な細胞の増殖を促進する可能性があります。
スウェーデンの研究によると、悪性リンパ腫患者の21%がタトゥーを入れていたのに対し、対照群ではわずか17%でした。最も憂慮すべき点は、診断から2年以内に最初のタトゥーを入れた人は、リンパ腫のリスクが81%も高かったことです。
一方、デンマークの研究者たちは、双子のデータを解析した結果、大きなタトゥー（手のひらよりも大きい）を入れている人は、
リンパ腫のリスクが約3倍、皮膚がんのリスクが2.37倍高いことを発見しました。
■■サイズと色が重要
スウェーデンの研究では、タトゥーのサイズとがんリスクの間に明確な関連性は見られませんでしたが、デンマークの研究者たちは用量反応関係を観察しました。
「タトゥーが大きく、また入れられている期間が長いほど、リンパ節に蓄積するインクの量が多くなります」と、南デンマーク大学の助教授であるシグネ・ベッステッド・クレメンセン氏は説明します。
特に懸念されるのは、発がん性の多環芳香族炭化水素を含むことが多い黒インクで、黒または灰色のタトゥーはリンパ腫のリスクが23～32%高くなることが示されました。
カラーインクには、ヒ素、鉛、クロムなどの有毒金属が含まれている可能性があるため、それ自体に危険性があります。
アレルギー反応を引き起こすことで知られる赤インクは、日光やレーザー除去にさらされると有害な化合物を放出する可能性があります。
「タトゥーインクの成分に関する現在の規制は不十分です」と皮膚科医のトリシャ・カンナ博士は警告しています。
■■レーザー除去は問題を悪化させる可能性があります
タトゥー除去を検討している人にとって、リスクはそれだけではありません。スウェーデンの研究では、レーザー治療されたタトゥーはリンパ腫のリスクを3倍に高めることがわかりました。
インクの化学物質、特にアゾ化合物のレーザー分解は、さらに有毒な副産物を体内に放出する可能性があります。
身を守る方法。すでにタトゥーを入れている人にとって、専門家は注意を促しています。インクを入れた部分に持続的な赤み、かゆみ、または異常な皮膚の変化がある場合は、すぐに皮膚科医の診察を受ける必要があります。
「タトゥーの有無にかかわらず、健康のためにできる最善のことは、健康的なライフスタイルを維持することです」とニールセン氏はアドバイスし、がん発生率の低下につながる植物性食品を多く含む食事を推奨しました。
タトゥー文化が盛んになるにつれ、これらの研究は、インクの成分と長期的な健康への影響について、より高い透明性を確保する必要性を浮き彫りにしています。
個人の選択が最優先であることは変わりませんが、インフォームド・コンセントを得るには、新たなリスクを認識することが不可欠です。
これは、ボディアート業界や規制当局がもはや無視できないものです。
今のところ、タトゥーを検討している人は、永久的なインクが永久的な影響をもたらす可能性があることを認識する必要があります。
研究者による調査が続く中、消費者は自分の皮膚の下に何があるのかについて、完全な情報開示を受ける権利があります。
