【ゼロヘッジ】タイラー・ダーデン著 2025年2月23日日曜日 - 午前10時35分
ライアン・モーガン執筆、エポックタイムズ経由
https://www.zerohedge.com/geopolitical/efforts-arrange-trump-putin-meeting-underway-moscow-says
モスクワは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と米国のドナルド・トランプ大統領の直接会談の準備を進めていると、ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務次官が2月22日に発表した。
リャブコフ外務次官は、ロシア国営メディアに語ったところによると、会談の準備作業は本格的に始まっているが、「最も集中的な準備作業」が必要になるという。
ロシア当局者は、米国とロシアの特使が「今後2週間以内」に会談し、両首脳の最終的な会談の土台を築く可能性があると述べた。
ワシントンとモスクワが両首脳の会談を手配できれば、プーチン大統領が当時のジョー・バイデン米大統領とスイスのジュネーブで会談した2021年6月以来、米国大統領とロシア大統領が直接会うのは初めてとなる。
このような会談は、3年前にモスクワ軍がウクライナに進軍して以来、米国とロシアの首脳が直接会う初めての機会となる。
ウクライナ紛争は、すでに対立の激しい米国とロシアの関係をさらに緊張させている。
米国はウクライナの最大の支援国であり、紛争中ずっとキエフを支援してきたどの国よりもウクライナ関連の支援に最も多くの資金を提供している。
トランプ政権は、ウクライナ紛争の和平交渉と、米国とロシアの関係改善に向けたより広範な取り組みを組み合わせようとしている。
マルコ・ルビオ国務長官、マイク・ウォルツ国家安全保障担当大統領補佐官、スティーブ・ウィトコフ大統領特使からなる米国代表団は、トランプ政権がモスクワとの定期的な対話を再開する取り組みの一環として、2月18日にサウジアラビアのリヤドでロシア代表団と会談した。
リヤドでの会談後、ルビオ氏は両代表団がウクライナ紛争の解決に向けて協力する高官チームを任命することで合意したと発表した。
ルビオ氏はまた、両代表団は米ロ関係の緊張に対処し、地政学的および経済的利益を共有する分野で両国が将来協力できる可能性の基礎を築くためのメカニズムを設立することで合意したと述べた。
リヤドでの会談後の記者会見で、ルビオ氏は地政学的および経済的問題に関する米国とロシアの協力は、ウクライナ紛争の和平解決が成功し永続的になることにかかっていると述べた。
2月20日のインタビューで、ジャーナリストのキャサリン・ヘリッジはルビオ氏に、トランプ氏とプーチン氏の対面会談のタイムラインはどうなるかと尋ねた。
ルビオ氏はこう答えた。
「会談の内容が明らかになるまでは、会談は行われないだろう。」
「会談がいつ行われるかは、ウクライナ戦争の終結に向けて何らかの進展が見られるか、そしてそれが可能かどうかに大きく左右されると思う。そして、その会談こそが合意を確定させるものだ」
トランプ政権はモスクワとのコミュニケーションの糸口を開こうとしているが、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の不満にも対処しなければならなかった。
トランプ氏とゼレンスキー氏は今週、辛辣な言葉を交わし、トランプ氏はゼレンスキー氏を独裁者と呼び、ゼレンスキー氏はトランプ氏がロシアの偽情報に左右されていると非難した。
2月21日のホワイトハウス記者会見で、トランプ氏はゼレンスキー氏が独裁者だという発言について、またプーチン氏に対しても同じレッテルを貼るべきかどうかについて質問された。
トランプ氏はこの質問に直接答えなかったが、プーチン大統領とゼレンスキー大統領は和平合意に至る努力の一環として、最終的にはもっと直接的に交渉すべきだと述べた。
「プーチン大統領とゼレンスキー大統領は会談しなければならないと思う。なぜなら、我々は何百万人もの人々の殺害を止めたいからだ」とトランプ氏は述べた。
2月21日(金曜日)の発言の中でトランプ氏は、5月9日にモスクワを訪れプーチン大統領と会う予定だという報道を2度否定した。