なぜ「アメリカは壊れている」のか?

Joe Biden (1)
【America First Report】タイラー・ダーデン、ゼロヘッジ 2024年4月8日

https://americafirstreport.com/heres-why-america-is-broken-and-people-are-worried/
4月8日(月曜日)のNYタイムズは、「なぜバイデンは苦戦しているのか?アメリカは壊れているからだ」

 

ゼロヘッジの読者が何年も前から知っていることをまとめたものだが、「レイチェル・マドーを見るべきだ」タイプの読者には、現実を痛烈に突きつけるエッセイだ。

 

バイデン大統領とドナルド・トランプ前大統領との再戦選挙から7ヶ月が過ぎ、現職は苦戦を強いられている。

 

バイデン氏は支持率の低迷に苦しみ、全国的な世論調査ではかろうじてトランプ氏と同率にとどまり、選挙が決着するスイング・ステートのほとんどでは前大統領の後塵を拝している(最近、バイデン氏の方向性を後押しするようなささやかな動きがあったにもかかわらず)

 

■■問題はその理由だ。-NYタイムズ

バイデン氏の擁護派や政権自体は、大統領の不人気を「コミュニケーションの失敗」と決めつけているが、リンカー氏は代わりに「有権者が何を言っているかに耳を傾ける方が賢明だ」と提言している(大統領の年齢に関する明らかな懸念を超えて)。

 

リンカーは、2021年1月に『Tablet』に掲載された「Everything Is Broken(すべてが壊れている)」と題されたエッセイと、同じ著者であるアラナ・ニューハウスによる「アメリカ社会のあらゆる部分が目の前で壊れていく」と書いたフォローアップ・エッセイを引用しながら、アメリカ人がこれほどまでに腹を立てている理由を要約している(h/t ディーン・ベイカー)。

 

■■例を挙げればきりがない

イラクでの悲惨な戦争、破滅的な金融危機、そして新しい富のほとんどがすでに裕福な人たちに流れた10年間の貧弱な成長、100年ぶりの大流行病への混乱した対応、アフガニスタンからの屈辱的な撤退、物価と金利の上昇、物価と金利の上昇、公的・私的債務の急増、ホームレスの急増とアメリカの都市におけるテント野営の広がり、南国境を越えて流れ込む不法移民、銃乱射、精神疾患うつ病、中毒、自殺、慢性疾患、肥満の急増と平均寿命の低下。

 

過去20年余りの失敗の積み重ねである。

しかし、ほとんどの場合、私たちの組織を運営する人々は、壊れたものを修正することを目的とした改革に着手することはおろか、それらのいずれかを認識し、責任を取るためにほとんど何もしていない。-NYT紙

 

そしてリンカーは、上記のことが「怒りに満ちた反体制のポピュリズムが過去10年間、政治の世界で非常に目立つようになった」理由であり、ドナルド・トランプバーニー・サンダースもそれを利用してきたと書いている。

 

そして、キャリア政治家であるバイデンは、問題の一部であり(したがって、このような忌まわしい社会の失敗に関与している)、「国民的なムードからひどく外れており、トランプ氏のこのテーマに関する蛇行した、しばしば動揺した発言に満ちている、壊れた国の話とは非常にかけ離れた言葉を話している」。(この一発で決めなきゃ!)

 

そうなると、バイデン氏は現状を守る孤高の組織主義者となり、その周囲には、より沈んだメッセージに反応しやすい有権者からの支持を求める壊国論者の小さな軍団がいることになる。

 

リンカーは、バイデンが挽回するためには、特に経済について、そしてトランプがいかにひどい人物であるかについて選挙を盛り上げるのをやめることだ、と提案する。

 

バイデンは「過去20年間、ワシントンが多くのことを間違えてきたことを認め、そのことに不満と謙虚さを示すべきだ」という。

 

さらにバイデンは、すべての政府は誤りを犯すものであり、それは誤りを犯しやすい人間によって運営されているからである。

 

アメリカでは多くのことが破綻していると認めるだけで、そうでなければ懐疑的で無関心な有権者から多くの善意を生むことができる」とリンカーは提案する。

どうなるか見てみよう。