【America First Report】マイケル・スナイダー 2024年3月19日 経済崩壊ブログ
https://americafirstreport.com/what-is-happening-in-haiti-will-come-here-too/
ハイチを混乱に陥れたような内乱の横行は、アメリカや他の裕福な西側諸国でも起こるだろう。 現時点では、時間の問題だ。
ここアメリカでは、すでにいる何百万人、何千万人という極度に絶望的な人々の上に、さらに何百万人、何千万人という極度に絶望的な人々が加わっている。
ニューヨークやシカゴのような大都市の政治家たちは、これ以上移民を受け入れることはできないと公然と認めている。 私たちは極めて爆発的な環境を作り出しており、2024年以降にやってくる圧力は、事態を崖っぷちに追い込む可能性がある。
何が起こるか知りたければ、今ハイチで起こっていることを見ればいい。 長年にわたる悲惨な政策の結果、国全体がカオス状態に陥っている...。
ハイチ共和国は、21世紀に入ってからずっと破綻国家への道を歩んできたが、ここ数週間で、崩壊は一気にエスカレートした。
2021年にジョベネル・モイーズ大統領が暗殺された後、アリエル・アンリ首相兼大統領代行は、首都ポルトープランスを大混乱に陥れるギャングの暴力を制御することができなかった。
現在、ギャングは街の80%を支配しているため、ヘンリーは2月にガイアナを訪れ、1,000人のケニア人警察官によるポルトープランスのパトロールを許可する条約に署名した。
しかし、ギャングが空港を閉鎖し、数千人を刑務所から釈放した後、ヘンリーは亡命からの辞任を発表せざるを得なくなった。
ハイチがいかに悪夢のような状況に陥っているかを誇張するのは難しいだろう。
あるイギリスのニュースソースは、現在の状況を "マッドマックスの黙示録的世界 "に例えている。ギャングの混乱が続くハイチは、マッドマックスの黙示録的世界と比較されている。
不在のアリエル・ヘンリー首相が先週辞任に同意したにもかかわらず、ギャングのリーダーたちはまだ争っている。
ハイチ国民は選挙が実施される前に暫定統治評議会が発足するのを待っており、週末にはギャングが援助物資を略奪した。
ユニセフによると、3月16日(土曜日)に首都ポルトープランスで、「蘇生器や関連機器を含む、妊産婦、新生児、子どもの生存に不可欠なもの」が入ったコンテナがギャングにひったくられた。
どうやらバイデン政権は、ハイチを出てここに来たい人たちのために門戸を開くのはいい考えだと判断したようだ。
ワシントン・エグザミナー紙によると、これまで国土安全保障省はハイチからの13万人以上の移民をアメリカの数十の都市に移住させる手助けをしてきた。
国土安全保障省は、ギャングに襲われたハイチからの13万人以上の不法移民を、未確認のアメリカの数十の都市に誘導したが、どこかは明かさない。
移民問題研究センターが調査した連邦政府の報告書によれば、13万3千人の多くは、バイデン政権が特定しようとしないたった一つの都市に到着した。
ワシントンに本部を置くCISは、不法移民をなくすことを支持しているが、多くの移民は飛行機で未確認の都市に向かったという。
■■もちろん、さらに多くの移民が我々の方に向かっている。
フロリダ州知事のロン・デサンティスによれば、銃、麻薬、暗視装置を所持したハイチ人移民を乗せたボートが、最近、同州沖で阻止されたという。
「フロリダ州魚類野生生物局は、25人の不法移民、ハイチからの潜在的不法移民を乗せた船を阻止した。その船には銃器、麻薬、暗視装置があり、他の人々を危険にさらす可能性のある非常に無謀なボートを漕いでいました」と、デサンティス氏は不法移民を阻止するための3つの法案に署名した記者会見で語った。
「その船はセバスチャン入り江の近くで阻止され、不法滞在者は強制送還のために沿岸警備隊に引き渡されました」と知事は語った。
言うまでもないが、米国に大量に入国しようとしているのは、ハイチからの絶望的な人々だけではない。
今、国境は世界中からやってくる「亡命希望者」に包囲されている。
移民たちは、「庇護を求めている」と適当なことを言えば入国させてもらえると教えられてきた。そして、これは南の国境だけで起きていることではない。
ここ数年、カナダから越境する移民の数は指数関数的に増加している......。
2023会計年度、国境職員は入国港を含む米加国境沿いで189,401人の不法・不許可移民に遭遇した。そのうち10,021人は、入国港の間で不法横断して捕まった。
2021年度は916人だった。
はるかに多くの人々が南部国境を越えてやってきている。
全体として、私たちはこれまで目撃したことのないような移民の津波を目撃している。 以下はジョン・コーニン上院議員の言葉である。
バイデン大統領のリーダーシップの下、我々は南部国境で前例のない危機を目の当たりにし、政権は単に無関心であることを何度も何度も証明してきた。
バイデン大統領の就任以来、米国税関・国境警備局(CBP)は540万件以上の不法越境を記録し、さらに少なくとも150万人の「逃亡者」、つまりCBPのテクノロジーによって発見されたものの、逮捕されることのなかった越境者を記録してきた。
「亡命希望者」はいったんこの国に放たれると、文字通りどこへでも行くことができる。
国境で遭遇したあるレバノンからの移民は、自分がヒズボラのメンバーであり、ニューヨークに行って爆弾を作ろうと計画していたことを実際に認めた...。
国境をこっそり越えて捕まったレバノンからの移民が、自分がヒズボラのメンバーであること、爆弾を作ることを望んでいること、そして目的地がニューヨークであることを認めたことが、『ポスト』紙の取材で明らかになった。
バセル・バセル・エバディ(22歳)は3月9日、テキサス州エルパソ近郊でアメリカ国境警備隊に捕まった。ポスト紙が独占入手した国境警備隊の文書によれば、拘束中、彼はアメリカで何をしているのかと尋ねられ、「爆弾を作ろうと思っている」と答えたという。
被害が出る前に逮捕できたのは幸運だった。
しかし、国境が広く開放されているこの国で、どれだけの人が入国に成功しているのだろうか?
政治家たちは「国家安全保障への脅威」について何度も何度も繰り返しているが、国境を守る気がない限り、それは空論にすぎない。
なぜなら、国境の安全なくして国家の安全はありえないからだ。
残念なことに、日を追うごとに絶望的な人々が国境を越えて押し寄せ続けている。