英国政府、パレスチナ国旗を振った人々を逮捕する可能性

【TLBスタッフ】2023年10月11日

https://www.thelibertybeacon.com/uk-government-may-arrest-people-for-waving-a-palestinian-flag/


ハマスは2021年に英国政府によってテロ組織として登録された

21WIRE|Middle East Eyeの報道


英国政府は、ハマスへの支持を表明したとみなされた人々を訴追するよう高官が求めたことを受け、パレスチナ国旗を振ることが犯罪となりうるかどうかを検討するよう警察署長に促した。


スエラ・ブレイバーマン内務大臣は10月10日(火曜日)に出した書簡の中で、警察に対し、ハマスの旗やロゴの掲示、あるいはパレスチナ過激派組織への支持を示すその他のデモに警戒するよう呼びかけた。

 

ハマスは2021年に英国政府によってテロ組織として禁止された。

しかし、ブラヴァーマンは警察に対し、嫌がらせや扇動といった公序良俗に反する行為が行われたかどうかを評価するため、パレスチナの旗が振られている背景を考慮するよう呼びかけた。

 

「例えば、パレスチナの旗を振るなど、ある状況下では合法的な行動も、テロ行為を賛美する目的などでは合法的でない場合がある」と彼女は書いている。

 

彼女はまた、「川から海まで、パレスチナは自由である」というような唱和が、「イスラエルが世界から抹殺されることを望む暴力的な願望の表現と理解されるべき」であり、それゆえ公序良俗違反となるのかどうかを検討するよう、警察署長に促した。

 

彼女のコメントは、リシ・スナック英国首相が、ハマスの「野蛮なテロ行為」を受けて、英国内でハマスを支援する者は責任を問われると宣言した数時間後に発表された。

 

「人々はハマスの支援をしてはならないし、もし支援をしているのであれば、我々は必ずその責任を追及する」と、10月10日(火曜日)にスタフォードシャーを訪問した際に記者団に語った。

 

英国政府は、900人以上のイスラエル人が殺害されたと報告されている、ガザからのパレスチナ人戦闘員による週末の攻撃の余波で、イスラエルに「不動の支援」を提供している米国、ドイツ、フランスを含む国々のグループの一員である。

 

イスラエルがガザで空爆を行い、少なくとも830人のパレスチナ人が死亡した。

 

10月10日(月曜日)の夕方、数千人の抗議者がロンドンのイスラエル大使館の前に集まり、パレスチナの旗を振りながら「フリー・パレスチナ」と唱えた。

 

ロンドン警察はデモに参加した3人を逮捕したと報じられた。

 

ロンドン北部のシナゴーグでスナックが祈りの礼拝に出席している間、街の反対側では数千人がダウニング街の外でユダヤ人コミュニティの祈祷に参加した。

 

週末、ブラヴァーマンは、ハマスへの支持を示すいかなるものに対しても、警察が「法の力を最大限に行使する」ことを期待しているとツイートした。

 

テロリズムを賛美するようなデモをイギリスの街頭で行う場所はない。私は警察署長に手紙を書き、無秩序と苦痛を防ぐためにあらゆる権限を行使するよう促している」と彼女は投稿した。

 

英国政府は2021年11月、ハマス全体をテロ組織として登録し、パレスチナの過激派組織への支持を表明する者は最高10年の禁固刑に処されることになった。

 

それ以前は、ハマスの軍事組織であるアル・カッサム旅団のみが英国で禁止されていた。

 

今年初め、英国政府の過激派対策戦略「プリベント」の見直しが争点となり、ハマスの支持者はイスラム国の支持者と同じ扱いを受けるべきだと勧告された。

 

英国ではこれまでにも、クルディスタン労働者党PKK)やハマスなど、禁止されている組織の旗を掲げたり、ロゴ入りのTシャツを着用したりした人々が起訴されている。

 

2021年には、ユダヤ人が多く住むロンドンの地区で、アル・カセム旅団やパレスチナの過激派組織「イスラム聖戦」を支持するTシャツを着ていた男が有罪判決を受けたが、刑務所は免れた。