謎の原因不明の赤身肉アレルギーがバージニア州で爆発的に増加との報道

Mysterious, Unexplained Red Meat Allergies Reportedly Explode in Virginia

(APフォト/Lynne Sladky)

【Pjmedia】ベン・バーティー 2023年8月30日 19時00分
   https://pjmedia.com/news-and-politics/benbartee/2023/08/30/mysterious-unexplained-red-meat-allergies-reportedly-explode-in-virginia-n1723365



以前PJメディアで、CDC(アメリカ疾病予防管理センターが最近、ローンスター・ダニと呼ばれるダニの一種が血流に流す分子によって発症するアルファ・ガール症候群(AGS)と呼ばれる、以前はまれだった赤身肉アレルギーの原因不明の増加を警告していることを報告した。

 

 

■CDC経由(強調)

 

2017年1月1日から2022年12月31日の間に、米国内の住宅から合計357,119件の検査が提出され、295,400人に対応した。

 

全体として、90,018人(30.5%)が調査期間中に陽性検査結果を受け、陽性検査結果を受けた人の数は2017年の13,371人から2021年には18,885人に増加した。

 

地理的データが得られた233,521人のうち、疑い例は米国国勢調査局の南部、中西部、中部大西洋岸地域内の郡で多く発生した。

 

これらのデータは、AGSの出現が進展していることを明らかにし、州や地域の保健機関がサーベイランスを開始し、リスクの高い地域に対して公衆衛生のアウトリーチや医療従事者の教育を行う際に役立つものである。

 

米国におけるAGS症例数は今後数年間で増加すると予測されており、

 

1)AGS発症リスクを低減するためのダニ咬傷予防をターゲットとした地域社会教育、

2)タイムリーな診断と管理を改善するためのHCP教育、

3)公衆衛生の意思決定を支援するためのサーベイランスの改善など、相乗的な公衆衛生活動の重要な必要性を提示している。

 

AGSが増加しているというCDCの主張を額面通りに受け取ると、肝心なのは、CDCも公衆衛生(Public Health™)当局も、なぜ患者が突然爆発的に増加したのかについて実行可能な説明をしていないということである。

 

つまり、私たちはその理由を推測するしかないのである。

 

現在、バージニア州の公衆衛生当局がCDCに同様の懸念を報告している。

 

 

■フォックスニュース経由(強調)

 

死に至る可能性のある公衆衛生上の懸念がバージニア州で増加している、と保健当局が述べた。

 

アルファ・ガール症候群(AGS)はあまり知られていないが、マダニに咬まれることで感染する食肉アレルギーで、生命を脅かすこともある。

 

先月この症候群について警告を発した米国疾病予防管理センター(CDC)によれば、主にじんましん、血管浮腫、胃のむかつき、下痢、鼻づまりや鼻水、くしゃみ、頭痛、血圧低下を引き起こし、死に至ることもあるという。

 

バージニア州保健局(VDH)の獣医、ジュリア・マーフィーによれば、この症候群はマダニに咬まれることで感染することが知られており、特にバージニア州で流行しているローンスターマダニに咬まれることで感染するという。

 

ヴァージニア州保健局(VDH)の州公衆衛生獣医ジュリア・マーフィーによれば、「ここヴァージニア州にはローンスターマダニが多く生息しており、アルファ・ガールが陽性反応を示すヴァージニア州で見られることの多くは、このダニによるものだと思われます」

 

これもまた、まったく不十分な説明である。

 

アメリカに何千年、もしかしたら何百万年も前から生息しているローンスターマダニが、AGSの原因分子を媒介することはすでに立証されている。

 

この病気自体(その症状は通常非常に明白である)は何十年も前から特定可能であり、検査も可能である。

 

つまり、以前より診断が可能になっただけだという議論は、ここでは成り立たない。