【Discernreport.】by: マイケル・スナイダー 2023年7月6日
https://discernreport.com/dont-look-now-but-utter-chaos-is-being-unleashed-all-over-the-world/
この数カ月間、私たちが享受してきた比較的平和で平穏な日常が打ち砕かれた。
突然、世界中で混乱が勃発している。
フランス全土の都市で暴徒が放火し、イスラエル国防軍はヨルダン川西岸地区で2002年以来最大の軍事作戦を実施したばかりである。
もしこの施設が爆撃されれば、1986年のチェルノブイリ原発事故よりもはるかに深刻な核災害を引き起こす可能性がある。
残念ながら、私は2023年以降も世界的な不安定が常態化すると考えている。
さらに多くの内乱や戦争が待ち受けており、それは地球上のすべての人、すべての女性、すべての子どもにとって非常に深刻な意味を持つ。
個人的には、フランスで起きているとてつもない暴力に唖然としている。
これまでの暴動で5,662台の車両が放火されたと報告されている。
パリ郊外で発生したアルジェリア系移民の10代の交通取り締まりによる警察官射殺事件を発端とする6夜間に及ぶ暴動による人的・物的被害を考慮した内務省の数字によると、これまでに5,662台の車両が燃やされたとル・パリジャン紙が報じている。
フランス国内の騒乱地域で記録された映像が証明しているように、自家用車だけでなく、トラックやバスまでもが広範囲にわたって破壊されている。
路面電車も破壊者の標的になっている。
広く報道された例では、大型トラックが略奪者によって盗まれ、ショッピングモールのドアを破壊して中の商品にアクセスしようとした。
7月6日(木曜日)の夜だけで1,919件の車両火災が発生した。
フランスでは近年、多くの暴動が起きているが、これほどのものはない。
この暴動で少なくとも1000棟の建物が放火され、その中には254の警察署も含まれている。
しかし、被害は決して焼け焦げた車やバスに限ったものではない。
政府の数字が証明しているように、暴動で少なくとも1,000棟の建物が損壊している。
これには、254の警察署への攻撃、数十の役場、学校、郵便局、焼き討ちや略奪の対象となった民間の商業施設などが含まれる。
暴徒たちはすでに10億ドルの損害を与えており、この危機はまだ終わっていない。
しかし、これは現在最大の世界的な話題ではない。
ここ数日、イスラエル軍は2002年以来、ヨルダン川西岸地区で目撃したことのない大規模な軍事作戦を展開している。
この作戦には1000人以上のイスラエル国防軍が参加し、ヨルダン川西岸地区では過去20年間で最大規模のものとなったようだ。
ネタニヤフ首相と並んで演説したヨアヴ・ギャラン国防相は、ジェニンは過去2年間、テロの工場になっていた。この2日間で、これは終わった。
「我々は武器の製造工程を断ち切り、何千もの爆弾を捕獲し、何十もの製造現場、作業場、爆発物研究所を破壊した」と述べた。
イスラエル国防軍はこの作戦を終了させ始めているが、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、これは「一度限りのことではない」と警告している。
ネタニヤフ首相は、ジェニンから10キロ(6.2マイル)離れたサレム検問所を訪問した際、「今この瞬間、我々は任務を完了しつつあり、ジェニンでの大規模な行動は一度限りのものではないと言える」と述べた。
「我々はテロを根絶するために必要な活動を続ける。ジェニンがテロの温床に戻ることは許さない」と付け加えた。
この地域の緊張は沸点に達しており、中東で大きな戦争が勃発するのは時間の問題である。