【米】メイシーズ、2024年末までに55店舗を閉鎖へ


【ゼロヘッジ】タイラー・ダーデン著 2024年9月9日月曜日 - 午前05時30分
RetailWireの Bernadette Giacomazzo 氏による。

https://www.zerohedge.com/markets/macys-set-close-55-stores-end-2024

英紙デイリー・メールによると、同社は当初、3年以内に閉鎖する150店舗のうち、不採算店50店舗を年内に閉鎖する予定だった。

 

しかし、現在は2025年までに55店舗を閉鎖する計画だ。


閉店する店舗の場所はまだ発表されていないが、ニューハンプシャー州ニューイントン、ミシガン州トラバースシティ、フロリダ州タンパのウェストショア・プラザ・モールにある店舗が含まれるとの憶測が飛び交っている。

 

これらの店舗は冬休み明けに閉店すると伝えられている。

 

「メイシーズでうまくいかなかった最大のことは、店舗の質と品揃えです」とグローバルリテールのアナリスト、ネイル・サウンデース氏はアウトレットに語った。


「長年にわたり、顧客はメイシーズから離れ、売上は落ち込み、店舗の生産性は低下した。すべての指標が悪い方向に向かっています」。


今回の閉店のニュースは、メイシーズが自社ブランドに資金を振り向けると発表した直後のことだ。


ザ・ストリートによると、メイシーズは再建の一環として、On 34thやステート・オブ・デイを含む数多くのブランドを復活させたり、導入したりしている。

 

年内にはメンズ・コレクションを発表する予定で、その次には新しいキッズ・ブランドが登場する予定だ。


しかし、メイシーズの大幅なリブランディングは、単に有名ブランドを復活させるだけにとどまらない。

 

このショッピングモールの主役は、可処分所得がもう少しある顧客を引きつけるために、よく知られた利益率の高い高級品にもっと集中すると言われている。

 

例えば、高級ハンドバッグよりも手頃な価格でありながら、シャネルやディオールのような憧れのブランドを扱うデザイナーズフレグランスに力を入れるという。


すでにメイシーズの一部店舗では、トム・フォードクリードカルティエといったブランドの高級フレグランスを取り扱っている。

 

しかし同社は、デザイナーズフレグランスの取り扱いを拡大する狙いの一環として、2024年末までに、香りを中心とした高級化粧品を販売する店舗を42店舗展開すると宣言した。


さらに、メイシーズは間もなく、ターゲットのアルタ戦略やコールのセフォラ戦略を模倣したストアインストアのコンセプトを提供する予定だ。