アントニー・ブリンケン米国務長官 © Getty Images / Chip Somodevilla
【RT】2024年9月6日‐11:13 ホームワールドニュース
https://www.rt.com/news/603623-blinken-hamas-israel-gaza-deal/
米国務長官がイスラエルとハマス武装勢力に停戦の最終合意を要請。
イスラエルとハマスの双方は、残された問題を早急に解決し、ガザ停戦をまとめる必要がある。
ハイチ訪問中のブリンケン米国務長官は記者会見で、「私が見たところ、90%は合意しているが、いくつかの重要な問題が残っており、そこでの合意を得る必要がある」と述べた。
彼は、「これらの残された問題でイエスになることが、本当に両当事者に課せられた責務だ 」と強調した。
ブリンケン氏は、協定がまとまらず、双方が「イエス、ピリオド 」と言わない日は一日一日、「何か他のことが起こり、物事を単に先送りし、かなりもろいリンゴの荷車を脱線させる危険がある 」と警告した。
しかし、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ハマスとの取引の90%が完了したことを否定し、その主張を「まったく不正確だ 」と呼んだ。
9月5日(木曜日)のフォックス・ニュースでは、「取引は成立している 」という話が出ているが、それは間違った話だ。
取引は成立していないと彼は付け加え、残念ながら、それは近いものではないと語った。
ネタニヤフ首相は、フィラデルフィア回廊として知られるガザとエジプトの国境沿いの戦略的な14kmの土地からイスラエル軍を撤去しないと宣言している。
パレスチナの過激派組織も、回廊におけるイスラエルの駐留継続を激しく拒否している。
イスラエル首相がこの問題で譲歩しないことが、ガザ停戦の最終決定への重要な障害のひとつとなっている。
イスラエルとハマスの間の敵対関係は、10月7日にパレスチナの過激派組織がイスラエル南部を攻撃し、約1100人を殺害、200人以上を人質に取ったことで再燃した。
その後、捕虜交換によって解放された者やイスラエル軍によって救出された者もいる。
イスラエルによると、ハマスは現在も100人以上をガザで拘束しているという。
パレスチナの保健当局によると、イスラエルの大規模な軍事報復により、4万人以上のパレスチナ人(そのほとんどが女性と子ども)の命が奪われたと報告されている。