【ゲートウェイパンディット】2024年8月14日‐5:27 PM ロバート・スペンサー著
不条理で、不当で、アメリカは自由な共和国であり、異論は容認されるだけでなく歓迎され、肌の色や財布の中身、政治的意見の性質に関係なく、どんな人間でも正義を貫くことができるという考えに対する新たなボディーブローだ。
トランプが実際に服役する可能性は低いとはいえ、その判決は秋が夏に続くように必然的にやってくる。
というのも、公平な司法の揺るぎない情報源であるフアン・M・マーチャンが8月14日(水曜日)、マンハッタンで監督しているスターリン主義者のショー裁判から身を引くよう求めるトランプの3度目の要求を拒否したからだ。
誰がやっても軽犯罪になる34の重罪で有罪判決を受けたトランプは、その図々しい不公正さと熱狂的な党派性は、この裁判が始まった当初から明らかであり、カマラ・ハリスとつながりがあることを指摘した。
しかし、メルシャン氏はこれらを「陳腐で根拠のない主張」と切り捨てた。
他の誰の意見も求められなかったし、その必要もなかった。そして、数週間後にはトランプの実刑判決が下されるということだ。
判決は9月18日に下される。アンドリュー・マッカーシー元検事は、9月18日は 「ペンシルベニア州で2024年選挙の期日前投票が始まった2日後 」だと指摘する。
マッカーシーによれば、メルチャンの狙いは、「ハリス副大統領とメディア・民主党の複合体が、選挙日の数週間前、アメリカ人がすでに多くの州で投票を始めている時期に、トランプに 「有罪判決を受けた重罪犯 」というレッテルを貼ることである。
おいおい、トランプ政権とバイデン政権の記録を並べて、オールド・ジョーが2021年1月20日に大統領のふりをし始めたのは壮大なことだったと示すより簡単だろう。
全体としては、ここぞというときにハリス陣営に強力なトーキングポイントを与えるだけのことだ。
「ニューヨークのトランプ起訴は、正義ではなく政治だった」とマッカーシーは指摘する。だから 「法戦 」と呼ぶのです。
検察と裁判官は、有罪判決が最終的に控訴審で破棄されるかどうかなど気にしていない、 すべては政治的目的のために最初から最後まで行われた演出にすぎない。
こうしてメルチャンはトランプに実刑判決を下すことになる。
前大統領が実際に逮捕され、刑務所に入れられる必要はない。
トランプが控訴中の保釈を受けることは事実上確実なので、メルチャンは実際に投獄されることなく、厳しい投獄刑を科すように見せかけることができるのだ。
米国に残る公平な司法の概念のためにも、マッカーシーの言う通りであることを祈りたいが、多くのアナリストは、トランプが顔写真という屈辱を受けることはないだろうと言っていた。
バイデン=ハリス政権の権威主義的な傾向やトランプに対する憎悪を考えれば、トランプが本当に刑務所に入る可能性は十分にある。
実際、トランプが刑務所に入ることは、暗殺未遂を除けば、左派の最後の手段かもしれない。彼らは偽の 「暴動 」を含め、彼を犯罪者に仕立て上げようとした。
彼を2度弾劾した。裁判で有罪にしたのは、裁判所が彼を有罪にしたという口実を与えるためにでっち上げた罪状だ。刑務所のカードは、彼らが持っている最後の1枚になるかもしれない。
もしトランプが実際に刑務所にいたとしたら、左派は、この有罪判決を受け服役した重罪犯が国家の最高責任者になれるはずがないと言うかもしれない。
どうやって国家行為を遂行できるのか? 刑務所の独房から国事を執り行うのだろうか? 各国首脳が米国大統領に会うために、刑務所に案内されなければならないのだろうか? 世界の目から見れば、国家を愚弄することになる!
ジョー・バイデン爺さんは、この3年半、世界の舞台でとぼけまくり、その痴呆の深さと、アメリカ有権者のかなりの層の果てしない信憑性を証明してきたのだ。
囚人であるトランプは大統領を務められるはずがないと言われるだろう。
共和党はトランプを政治体制に受け入れられる人物、たとえばニッキー・ヘイリーに代えるべきだという声さえ上がるだろう。
マッカーシーによれば、メルチャンは「9月18日に裁判所が判決を言い渡す準備をするよう当事者に諭した」という。
しかも、その直後にトランプに実刑判決を下す可能性が高い。
そして、公平な司法の名の下に、左翼のエマニュエル・ゴールドスタインが獄中で服役しなければならないという呼びかけに注目だ。