ロシア、ウクライナ近郊の国境村から子どもたちを避難させる

Russia evacuates children from border villages near Ukraine

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【Insider Paper】時事通信2023年5月31日 6時12分

https://insiderpaper.com/russia-evacuates-children-from-border-villages-near-ukraine/

 

 

ロシアは、数日間にわたり激しい砲撃を受けた西部ベルゴロド地方の「状況の悪化」を受け、ウクライナとの国境にある村から数百人の子どもを避難させると、当局が5月31日(水曜日)に発表した。

 

 

ベルゴロドでは、国境付近の地域がほぼ毎日攻撃されており、先週はウクライナからの劇的な武力侵攻の場となった。

 

 

「シェベキノ(国境の村)の状況は悪化している」と地方知事のヴャチェスラフ・グラドコフはテレグラムで述べた。

 

グラドコフ氏は、最も影響を受けている国境地帯を指して、「我々は今日からシェベキノ地区とグライヴォロン地区から子どもたちを避難させることにしている」と述べた。

 

「今日、最初の300人の子どもたちがボロネジ(ロシアから250キロメートル(155マイル)離れた都市)に連れて行かれる予定だ」と述べた。

 

グラドコフ氏によると、シェベキノは一晩中再び砲撃され、「多くの被害」が出たといい、砲撃で1人が死亡した翌日だった。

 

グラドコフ氏によると、現地時間午前3時15分(日本時間午前0時15分)にロケット弾が村を襲い、4人が負傷したという。

 

 

グラドコフ氏は、「神に感謝しつつ、誰も死んでいない」と述べた。

 

彼は、運動場の近くの草むらに転がっている黒焦げの車と、道路に着弾したロケットの写真を掲載した。

 

また5月31日(水曜日)には、南部クラスノダール地方の当局が、無人機がイルスキー石油精製所を攻撃したが、被害や死傷者は出なかったと発表している。

 

モスクワは5月30日(火曜日)、前例のないドローン攻撃の標的となった。

 

プーチン大統領は、ロシア人を「怖がらせる」ためのウクライナの試みであると述べた。

 

キエフがモスクワ軍を押し返すための大規模な反攻を準備していると言う中、ロシア領土への攻撃はここ数週間で増加している。