イスラエルの救助隊、治安の不安でトルコを離れる

Israeli rescue team leaves Turkey over security fears

【Insider Paper】AFP通信 2023年2月12日 10時33分

https://insiderpaper.com/israeli-rescue-team-leaves-turkey-over-security-fears/

 


イスラエルの緊急救援団体は2月12日、トルコでの地震救援活動を中断し、スタッフに対する「重大な」安全上の脅威があるため、帰国したと発表した。

 

 

ユナイテッド・ハツァラーグループは、2月11日(土曜日)にトルコ赤新月社の職員がカフラマンマラスの震源地近くの瓦礫から人を救出するのを支援するチームの画像をツイッターに投稿していた。

 

しかし2月12日(日曜日)、同団体は「安全上の脅威が確認された」ため、緊急便でイスラエルに戻ったと発表した。

 

「シリア国境に近いトルキエ(トルコ)のこの地域にチームを派遣することは、ある種のリスクがあることは分かっていた」と、同団体の運営担当副会長ドブ・メイゼルは語った。

 

「残念ながら、イスラエルの代表団に対する具体的で差し迫った脅威の情報を得たところであり、我々の職員の安全を第一に考えなければならない」と述べた。

 

ユナイテッド ハツラツは、2月6(月曜日)のマグニチュード7.8の揺れの影響に対処するため、20数名の医療関係者を派遣した。

 

この地震により、トルキエ南東部で約3万人、シリアで3500人以上が死亡している。

トルコの治安当局は、略奪などの犯罪の疑いで数十人を逮捕した。

 

イスラエルのグループの発表は、オーストリア軍とドイツの救助隊がともに、治安上の懸念から土曜日の活動停止を決定したことを受けたものだ。

 

ドイツの団体ISARは、シリア国境沿いで「異なる派閥間の衝突があった」「発砲があった」との報告を挙げている。