【Natural News】2022年11月23日 BY: キャシー・B
イラン軍の司令官が、イスラエルの次期首相ベンヤミン・ネタニヤフを誘拐して奴隷にすると脅迫した。
彼は、イランがもたらす核の脅威について、何十年も恐れずに大声で世界に警告を発し続けてきた。
イスファハンのイスラム革命防衛隊のモジタバ・ファダ司令官は、この扇動的なコメントを発すると同時に、彼が「子供殺しの(イスラエルの)政権」と呼ぶものの破壊を呼びかけた。
彼は、「シオニスト政権の前首相は、イランでの抗議行動によって、(抗議行動後のムラのない)テヘランに旅行することを望んでいたが、神の意思により、イスラム共和国が勝利し(抗議行動を鎮圧し、再び国を掌握する)、その首相は鎖と奴隷首輪をつけてイランにカエル行進する」と述べた。
イスラエルの最長老に対する彼の脅迫は、22歳のクルド系イラン人女性マフサ・アミニの死に抗議するイラン人を取り締まり中に死亡した人々のためにイスファハンで行われた葬儀の中で行われたものだ。
彼女は、ヒジャブを不適切に着用したとの理由で、全体主義政権の道徳警察に拘束されている間に死亡した。
この事件により、デモが広がり、当局とデモ参加者の間で衝突が起きている。
専門家はエルサレム・ポスト紙に、この種の暴力的な脅迫はこの政権にとって珍しいことではなく、聖職者の指導者は世界の指導者を暗殺したり危害を加えたりする脅迫をしてきた歴史がある、と語った。
イスラム共和国に関するイラン系アメリカ人の専門家、バナフシェ・ザンド氏は次のように述べた。
「言い換えれば、テヘランの図々しいテロリズムと暴力的な方法論をあえて公に問題視する者は、ホメイニストの権威によって、まさにその種の脅威を発せられる羽目になる 」と。
一方、米国のロバート・マリー特使は最近、政権が米国政府高官を暗殺すると脅していることから、核合意は不可能になると述べた。
また、同政権は過去に、交渉の切り札となる他国の人質を取ることもためらわないと明言している。
ザンド氏はエルサレム・ポスト紙にこう語った。
「過去40数年間、ほとんどの世界の指導者や国連などの国際機関は、イスラム政権の犯罪性に故意に目をつぶってきたが、今やそれはますます避けられなくなってきている」。
ネタニヤフ首相は、今月初めに行われた選挙で政権に復帰し、過去6回目のイスラエル首相となることが決まっている。
彼が初めて首相を務めたのは1990年代からである。
今月初め、ネタニヤフ首相の長年の盟友であるツァイチ・ハネグビ氏は、米国がテヘランとの新たな核取引に失敗するか、独自の行動を取った場合、ビビ(=ネタニヤフ氏のニックネーム)がイランの核施設への攻撃を命令するとの見方を示した。
彼はイスラエルのチャンネル12ニュースに対し、このような状況になった場合、ネタニヤフ首相は、「私の評価では、イランの核施設を破壊するために行動するだろう」と語った。
さらに、イランがもたらす核の脅威は、「25年以上にわたって自分の中で燃え続けている火」であると付け加えた。
最近行われた共和党ユダヤ人連合会議との遠隔質疑応答で、ネタニヤフは、イランの核武装を阻止するという長年の公約を繰り返し、次のように述べた。
「私は彼らが核兵器とそれを私たちに、ついでにあなたにも届ける手段を得ることを防ぐために、自分の力の及ぶ限り何でもする」。
イスラエル空軍は、イランの核兵器開発を阻止するため、長年にわたりイランの核施設に対する攻撃の可能性を準備してきたが、自力で施設を破壊する能力があるかどうかはまだ不明である。