技術・医療機器、車両、農業機械の輸出に規制が適用される
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【RT】2022年10月26日
https://www.rt.com/business/565361-putin-extends-trade-ban/
ロシアのプーチン大統領は19日、ウクライナ紛争でモスクワに制裁を加えた「非友好的」な国々との間で、特定の種類の商品や原材料の貿易に制限を課す政令を延長した。
ウクライナでのロシアの軍事作戦開始直後に出された3月の大統領令は、2022年12月31日に期限切れとなる予定だったが、さらに1年延長して2023年末になった。
ロシア政府は3月に禁止品目のリストを承認した。
その中には、技術・通信・医療機器、車両・農業機械、電気機器など200種類以上の商品・設備が含まれていた。
これらの物品は、ロシアのパートナーであるユーラシア経済連合、アブハジア、南オセチアを除くすべての外国への輸出が一時的に制限された。
さらに、「非友好的」な国への特定の種類の木材の輸出も禁止された。この禁止令は、商品の通過や個人使用目的で国外に持ち出すもの、ロシア製でロシアの原産地証明書が付いたものなどは対象としていない。
これとは別に、プーチンは10月26日(水曜日)に、「非友好的」な国の国民が所有する株式や出資者との取引を一時的に禁止するロシアの銀行45行のリストを承認した。
このリストには、ライファイゼンバンク、コメルツ銀行、クレディ・スイス銀行、ウニクレディト銀行、ドイツ銀行のロシア子会社が含まれている。
禁止期間は2022年12月31日までだが、株主が大統領から特別な許可を得た場合は取引が認められる可能性がある。
ロシアに「非友好的」とされる国のリストは、米国、英国、EU加盟国、アルバニア、アンドラ、オーストラリア、バハマ、アイスランド、リヒテンシュタイン、カナダ、ミクロネシア、モナコ、ニュージーランド、ノルウェー、韓国、サンマリノ、北マケドニア、シンガポール、台湾、ウクライナ、スイス、日本から構成されている。