【中国で大変なことが起きている】習近平の隣にいた高位党員が生放送で取り押さえられ連行される

           

序盤のドラマ:記者団がメインホールに誘導された後、すぐに外に誘導される胡錦濤の様子 twitter


【THE LIBERTY LOFT】ジャック・デイビス 2022年10月22日

https://thelibertyloft.com/2022/10/22/something-big-is-happening-in-china-high-ranking-party-member-next-to-xi-is-seized-and-led-away-on-live-tv/

 

 

10月22日(土曜日)に行われた中国共産党大会では、元党首が衆人環視の中で大会の外に連れ出されるという、極めて異例の事態が発生した。

 

 

中国の元リーダー胡錦濤は、何が起こっているのかわからない様子で、大会の閉会セッションからエスコートされた。


ガーディアン紙によると、10年前に党首を退いた胡錦濤氏(79)は、混乱した様子で、行きたがらなかったという。


彼は席で党の幹部から声をかけられ、胡氏が抵抗しているように見えたので、幹部は年配の男性を引っ張って立たせた。

 


中国の指導者である習近平は、他のほとんどの指導者が彼を無視する中、胡が手を伸ばした彼のメモをしっかりと押さえた。

 

この事件は、外国人ジャーナリストが会議の様子をビデオ撮影することを許可された後に起こり、胡錦濤の退任が非常に公になることが確実となった。

 

中国の新華社通信によると、胡錦濤は「会議中に体調が悪くなり、彼の健康のためにスタッフが会議場の隣の部屋で休養を取るように付き添った。

 

今はだいぶ良くなっている」(ワシントン・ポスト紙)という。

 

 また、秘密主義と慎重さが規範とされる党内でさえ、なぜ他の人が体の弱い元同僚を助けないのだろうか?

 

パーマーは、習近平胡錦濤に学んだのは、意図的なものか、あるいは病気なのか、大会を締めくくる習近平の政策に対する全会一致の投票を妨害する可能性がある、と示唆した。

 

「しかし、3つ目の最も不穏な可能性は、計画的なもので、習近平が前任者を意図的に公然と辱めるのを目撃したことである。これは異常な行動だが、習近平の絶対的な権力というメッセージを突きつけるものだ」と書いている。

 

このように胡錦濤を屈服させることは、「引退した長老」と呼ばれる、党内で長く勢力を維持してきた元高位指導者たちに、習近平の権力に縛りがないことを明確に知らせることにもなる」と書いている。

 

10月23日(日曜日)に大会を開いた習近平は、2049年までに中国が現代の社会主義超大国として世界の指導的立場に立つというビジョンを宣言したと、ポストは指摘した。

 

その演説の中で、中国が外部の脅威から完全に安全でなければ発生しうる、定義していない「危険な嵐」について語ったのである。

 

ニューヨーク・タイムズ紙によると、ユーラシア・グループの中国政治アナリストであるニール・トーマス氏は、「中国は最大習近平の新時代に突入した」と述べたという。

 

トーマス氏は、党大会の結果は、「政治的統制、経済的国家主義、主張的外交をより重視する習近平の政策への支持拡大を意味する」と述べている。