ドナルド・トランプ:「なぜ彼らは誰にも監視されないことに強くこだわったのか」
2020年6月24日(水)、ホワイトハウスのコロネードを歩き、大統領執務室に向かうメラニア・トランプ大統領夫人の姿。(ホワイトハウス公式写真:Andrea Hanks)
【WND】 By アート・ムーア 2022年8月10日
https://www.wnd.com/2022/08/fbi-agents-scoured-melanias-wardrobe-search-classified-documents/
トランプ前大統領のマー・ア・ラゴの屋敷を急襲したFBIの動機に懐疑的な人は、FBIがメラニア・トランプ前大統領夫人のワードローブを捜索したとき、サンディ・バーガー騒動を念頭に置いていたのではないかと思っても言い訳ができないかもしれない。
バーガーは、上司のビル・クリントンの9・11以前の遺産に関連する機密文書を服の中に詰め込んでワシントンの国立公文書館を出て、軽犯罪で済ませたことで知られている。
ニューヨーク・ポスト紙のミランダ・デバイン記者は、8月8日(月曜日)に行われたマー・ア・ラゴへの襲撃で、ドナルド・トランプの私室とともに元大統領夫人のワードローブが標的にされたと報じている。
捜査官たちは前大統領の金庫を開け、机の引き出しをあさった。
捜索令状は公開されていないが、ポスト紙は機密情報を含む大統領の記録だけに焦点を当てたと報じた。
一方、ニューズウィークは、FBIの審議に直接関わる2人の政府高官の話として、この急襲は、機密文書とその場所を特定したFBIの機密人的情報源からの情報が主な根拠になっていると報じた。
この情報源は、トランプ氏が不在の時に、意図的に襲撃のタイミングを計ったと述べている。
FBI歴30年の司法省高官はニューズウィーク誌に対し、ワシントンとマイアミの局の意思決定者たちは、トランプ氏が不在であれば注目度が下がると考えたと語った。
ニューズウィーク誌の言葉を借りれば、トランプ氏が「大見得を切る」あるいは「襲撃を阻止する」ためのプラットフォームを持てないようにするためだ。
しかし、この関係者は、襲撃を控えめにしようとしたことが「見事に裏目に出た」と認め、共和党の関係者やトランプ支持者からの怒りを買った。
トランプ前大統領は8月10日(水曜日)に自身のソーシャルメディア「Truth Social」への投稿で、FBI捜査官が前大統領の弁護士を建物内に入れず、9時間以上に及ぶ作業を観察しなかったため、捜索中に軽蔑的なアイテムが仕掛けられた可能性があると懸念していると述べた。
「彼らは、自分たちが何をしているのか、何を取っているのか、できれば 仕込んでいないのか、目撃者がいない状態で一人になることを望んだのです」と彼は書いている。
「なぜ彼らは、誰も見ていない、全員出て行けと強く主張したのだろう?」 とトランプ氏は語った。
息子のエリック・トランプはDailyMail.comに、FBI捜査官が捜査令状の引き渡しを拒否し、トランプの弁護士を敷地から追い出したと語った。
エリック・トランプ氏によると、不動産に到着した30人の捜査官は、スタッフに防犯カメラをオフにするよう求めたが、拒否されたという。
彼は、今回の家宅捜索も「組織的な攻撃」だとし、ホワイトハウスが否定しているにもかかわらず、バイデン大統領に家宅捜索を知らせたに違いないと主張した。
家宅捜索は、フロリダ州南部地区とFBIのワシントン支局によって行われた。
ワシントン支局は、2021年1月6日の議事堂暴動に関する犯罪捜査を進めている。
先週、アイオワ州選出のチャールズ・グラスリー上院議員は、ワシントン支局の内部告発者が、彼らの支局を担当するティモシー・ティボー捜査官が、バイデン家の影響力行使作戦に関する軽蔑的情報の隠蔽に協力し、さらにいわゆる "偽装選挙人" のトランプ大統領に対する捜査開始決定に「深く関わっていた」と主張していると発表している。
ワシントン支局長補佐のスティーブン・M・ダントゥオノは、2020年の選挙直前にトランプ支持者のせいにされたFBI情報提供者主導のミシガン州民主党知事グレッチェン・ウィットマー誘拐計画をでっち上げたデトロイト支局長を経て、2020年10月に同職に任命された。