中国は違反者を「罰する」ことを約束した

北京は、米国高官の挑発的な訪問を受けて、中国による台湾支配は避けられないと主張した。

 

中国の王毅外相 © Stefani Reynolds / Pool via AP

 

【RT】2022年8月4日

https://www.rt.com/news/560182-china-taiwan-punish-offenders/

 

 

中国のトップ外交官は、ナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問を「完全な茶番」と非難し、北京を「怒らせた」者は結果に直面すると警告した。

 

 

王毅外相はカンボジアでの会議の傍らで記者団に対し、ペロシ氏の台湾訪問を非難し、北京が台湾を自国の領土の一部と考えていることから、この訪問を挑発行為と見なした。

 

「これは完全な茶番だ。民主主義を口実に、米国は中国の主権を侵害している」と述べ、「こうした倒錯した行動は、一つの中国の原則に関する国際的なコンセンサスや、台湾が祖国に戻るという不可逆的な歴史の流れを変えることはない」とも付け加えた。

 

 

火遊びをする者は火で滅び、中国を怒らせた者は罰せられる。

 

 

数日前に報じられたペロシ氏の訪問は、中国政府関係者の厳しい反応を呼び起こし、これまでの下級代表団の訪問を繰り返し非難してきた。

 

 

王毅ペロシ議長の台湾訪問はまったくの茶番劇である。

台湾の祖国復帰という不可逆的な歴史の流れは変えることができない。

中国を怒らせた者は必ず処罰される。 pic.twitter.com/OXcnHf7u0T

 

- 秦剛 秦刚 (@AmbQinGang) 2022年8月3日

 

 

また、北京はこれに対し、島周辺を舞台にした大規模な軍事演習を行い、「共同封鎖」訓練や「海上攻撃・陸空戦闘訓練」のほか、中国の極超音速ミサイル「DF-17」などの「先進兵器」を展示すると報じられている。

 


米国は、台湾を中国の一部とする北京の「一つの中国」原則を黙認しているが、台湾に対しては長年にわたり意図的な曖昧さの政策を維持し、台北への一連の「防衛的」武器売却を承認する一方で、正式な安全保障上の約束は一切してこなかった。

 

 

しかし、バイデン米大統領は就任以来、この姿勢とは相反する発言をしており、将来的に中国が台北を攻撃した場合、米軍が台北を防衛するとまで発言している(ホワイトハウス当局者はすぐにこの発言を撤回した)。