トランプ氏は、自国が次々と「歴史的屈辱」を受けていると主張している
2022年7月26日、米国ワシントンDCで開催されたアメリカファースト政策研究所主催の「アメリカファーストアジェンダサミット」で発言するドナルド・J・トランプ元大統領。© Kyle Mazza / Anadolu Agency via Getty Images
【RT】2022年7月27日
https://www.rt.com/news/559703-trump-us-historic-humiliation/
アメリカは「乞食国家」になった、とドナルド・トランプ前大統領は7月20日、アメリカ・ファースト政策研究所のサミットでの演説で述べた。
2021年に退任してから初めてワシントンに姿を現したトランプ氏は、民主党とバイデン政権が米国を "屈服 "させたと非難した。
前大統領は、9.1%と49年ぶりの高水準にあるインフレ、記録的なガソリン価格、犯罪率の高騰といった問題に焦点を当てた。
また、米国がエネルギーの独立性を失い、他国に「ひれ伏している」と嘆いたが、これはジョー・バイデン大統領が最近サウジアラビアを訪問したことを指していると思われる。
7月15日、バイデン氏はサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン王子と会談し、中東の指導者に自国の石油生産を増強し、ロシアからの供給に対する世界の依存を減らすよう説得しようと試みた。
トランプ氏は「わが国は世界の舞台で次々と歴史的な屈辱を味わっている」と述べた。
一方、国内では「何百万人もの不法滞在者」が流入し、民主党が運営する都市では殺人率が急上昇するなど、「最も基本的な権利と自由」が「四面楚歌」になっている、と付け加えた。
トランプ氏は次期中間選挙を前に演説し、米国民が「失敗したジョー・バイデン、ナンシー・ペロシ、チャック・シューマーと急進左派の支配」を拒否するよう希望を表明した。
トランプ前大統領は、次期大統領選挙で共和党が「凱旋勝利」を達成すると宣言した。
2024年の米大統領選への出馬はまだ正式には表明していないが、ホワイトハウスでの再選を目指す計画を繰り返し示唆し、「以前も勝利しており、今回も可能だ」と主張している。