パンを買うお金がない―飢えたイタリア人が町役場を襲撃

怒りに満ちたデモ隊、ローマ YouTubeスクリーンショット

 

 

【フリーウエストメディア】2022年7月15日

https://freewestmedia.com/2022/07/15/no-money-for-bread-starving-italians-storm-the-town-hall/

 

 

ローマ

ヨーロッパでは、やがてこのような状況が頻繁に見られるようになるのだろうか。

 

 

イタリアのある都市で、食料品を買うお金がなくなったため、怒った市民が市役所に押しかけた。市長は怒った群衆の受け取りを拒否した。

 

 

イタリアの市民が、市長が受け取りを拒否したため、ラ・スペツィア市役所に押し掛けた。

 

 

「パンを買うお金もない、娘は今晩何を食べるのだろう」と失望した母親が市役所の公邸で泣いた。

 

 

事件は7月13日(水曜日)にイタリアの都市で起こったと言われている。

 

 

ピエルルイジ・ペラッキーニ市長は、有権者が直面している問題を無視することにした。

 

 

彼は、市民が話し合いのために役所に出入りすることさえ拒否したと言われている。

 

 

 

むしろ、ビデオ録画が示すように、地元自治体の警察官が、怒った人々が建物内にさらに侵入するのを防いだのである。

 

 

 

■■ 怒った母親と対峙する警察

 


ペラッキーニ市長(58)は、中道右派政党「コラッジョ・イタリア」から出馬した。

 

 

イタリアでは、インフレという非情な鉄槌が市民に振り下ろされている。

 

 

つい最近も、ミラノのフードバンクの外を循環する人々の列が途切れることのないショッキングな映像がツイッターで話題になった。

 

 

何千人もの市民がミラノで食品パッケージを収集するために静かに並んでいた。

 

 

生活費を稼ぐことができないイタリア人が数百万人いる。

 

 

同時に、選挙で選ばれたわけでもない銀行家が、ゼレンスキーとNATOに金と武器を送っている。

 

 

マリオ・ドラギはイタリアを破壊した、彼は止めなければならない。

 

 

■■ ドラギ政権崩壊

 

 

多くの人がイタリアの首相、元ECBのボス、マリオ・ドラギ(74)を非難している。

 

 

しかしドイツ語圏では、ドラギは「祝福」(Neue Zürcher Zeitung)、「近代化者」、「スーパーマリオ」(Frankfurter Allgemeine Zeitung)と呼ばれることが多い。

 

 

一方、彼の政策の受け皿となったイタリア国民は、2021年2月から就任した首相の社会的・経済的方向性を強く批判している。

 

 

 

一方、ドラギ首相は、イタリアのウクライナへの武器供与をめぐって五つ星運動[チンクエ・ステッレ]が複数政党による連合から離脱することを計画しているため、政権の崩壊に直面している。

 

 

 

今週ローマでは、労働者、タクシー運転手、農民、漁師、露天商、トラック運転手が政治家狩りを行い、大量の怒れる人々が2日連続で国会を包囲している。

 

 

 

Uber Filesのスキャンダル-マリオ・ドラギが課したタクシー免許の自由化につながる-は、特に市民をあおった。

 

 

政府の所在地では、7月15日(金曜日)に群衆が大合唱しているのが目撃された。

 

 

「降りてこなければ、上がるぞ!」。イタリアの首都では、警察の厳重な警備体制が指摘されている。

 

 

 

■■ ボリス・ジョンソン氏没落後

 

 

ボリス・ジョンソンの終焉後、イタリアのドラギ政権の崩壊は、正式にはウクライナ情勢と関係がないが、彼の任期を台無しにしたのは、最も確実なことであった。

 

 

この戦争がイタリアにもたらした経済的な影響は、戦争によって生じた経済危機のために、連立与党がイタリア経済を支えるための方策に合意できないほどであった。

 

 

ドラギの辞任は、ジョンソンの辞任と相まって、ヨーロッパの政治家が拡大する経済危機と生活水準の低下を「プーチンのせいだ」という叫びで覆い隠す機会がないことを明らかにするものだ。

 

 

イタリアの識者ロレンツォ・ヴィータによれば、首相は「EUNATO、主要な国際回路では重要な指導者として認められていた」が、国内では確かにそうではない。

 

 

同じ理由で、アメリカの中間議会選挙で民主党が敗北しそうなことは、おそらくこの傾向を裏付けることになるだろう。

 

 

連立政権が崩壊した状況で、イタリア大統領がドラギの辞任を拒否しても、あまり変化はない。