モスクワは、英国が黒海に「潜入」しようとしていると疑っている。

セルゲイ・ラブロフ外相が、ロンドンが「穀物疎開」を主導する「口実」を探していると主張した。

 

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英国は、英国海軍が黒海に「潜入」し、ウクライナの港から穀物在庫の放出を担当できるような「口実」を探していると、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が7月3日(日曜日)に主張している。

 

 

キエフと西側諸国は、ロシアがウクライナ黒海の港からの食糧輸出を阻止し、世界の食糧価格の高騰に貢献していると非難している。

 

 

モスクワはこの疑惑を否定し、貨物船には安全な航路を提供しているが、ウクライナオデッサを含む港から民間船が出港するのを妨げていると述べている。

 

 

また、ロシアは、キエフによる機雷の配備がこの地域の海運に脅威を与えているとしている。

 

 

ラブロフ氏はニュースチャンネル「ロシヤ24」のインタビューで、一部の国が食糧安全保障問題を「最悪の方法で」利用しようとしていると指摘し、モスクワを「関与していないこと」で非難し、ウクライナを「白紙化」することで非難している、と述べた。

 

 

その中で、ジョンソン首相とトラス外相の発言を挙げた。

 

 

ラブロフ氏によれば、彼らは「明らかに、英国海軍が黒海に潜入し、ウクライナ人が採掘し、ウクライナ人が撤去しなければならない港から穀物を放出するプロセスのほぼすべてを担当するための条件を作り、口実を見つけようとしている」のだという。

 

 


ロシア外相によると、西側の政治家の行動には、特に現在、「2年、3年、4年おき」に行われる選挙で様々な国内問題に直面していることから、「こうした動揺が多く見られる」という。

 

 

ラブロフは、「新自由主義民主主義の原則」は、これらの政治家が国民の注意をそらすことを要求していると主張した。

 

 

したがって、「強力な中央政府を持つ国家」の利点や、様々な危機への対応方法についての議論を追うことは意味がある、と同大臣は主張した。

 

 

 

先日ドイツで開催されたG7サミットで、英国首相は黒海の港から穀物供給を移すための緊急行動を呼びかけ、「遠隔採掘」と係争水域の船舶の保険に関する英国の専門知識がこの任務を遂行するのに役立つと付け加えた。

 

 

英国はまた、ウクライナ鉄道に1000万ポンド(1210万ドル)の資機材を提供し、鉄道インフラの修復と鉄道による穀物の国外への輸送を支援することを約束した。

 

 

また、ロシアが世界市場で販売する穀物ウクライナから不法に持ち出されたものかどうかを特定するための検査プロセスの開発に、150万ポンド(約180万円)を投入するとしている。