イスラエルのハイテク企業、AIで標的を見分ける最新の壁貫通システムを発表
【RT】2022年6月30日
https://www.rt.com/news/558174-israel-ai-radar-walls/
イスラエルのテック企業が、固い壁越しに生物を検知し、AIで人と動物を区別する新しいポータブルレーダーシステムを発表した。
Xaver 1000のメーカーは、捜索救助から市街戦に従事する特殊部隊に至るまで、「必須」であり「ゲームチェンジャー」であると呼んでいる。
この新しいデバイスは、メーカーであるCamero-Techによると、「AIによる生きたターゲットパターンの追跡」を誇る。
ネタニヤ近郊のクファール・ネッターに拠点を置くイスラエルの軍事関連企業は、ザバー1000について、「体の部位や位置(座る、立つ、横たわる、生きている物体の高さなど)をこれまでにない解像度で捉え」、大人、子ども、動物を区別できるようにしたと述べている。
カメロのCEO兼創設者であるアミール・ビーリ氏は、この装置を 「都市部や地方で活動する特殊部隊や法執行機関において、隠れた生体に関する確実な情報を必要とする真のゲームチェンジャー」と表現している。
Xaverは、「人質救出状況などの様々な作戦シナリオにおいて、人命救助任務の成功を確実にするために最も適したアプローチを決定する」とビーリ氏はイスラエル防衛に語っている。
Xaver 1000は、Camero-Tech社によると、ほとんどの一般的な建材を「透視」することができる。
携帯可能で、一人のユーザーが直接操作することも、Wi-fi経由で遠隔操作することも可能だ。
タッチスクリーンが内蔵されており、壁際に置いたときや少し離れたところから、生きている人や物を3D表示することができるのが特徴の一つだという。
データは記録され、分析、デブリーフィング、トレーニングのために再生することができる。
Camero-Techは、今月初めにフランスのパリで開催された軍事技術の展示会「Eurosatory 2022」で、Xaverを発表した。
この新しいデバイスは、ハンドヘルドの「生命存在検知器」からLR80リモートセンサーまで、Xaverシリーズの他の製品の多くの機能を兼ね備えている。