欧米の強国はウクライナにあらゆる支援を継続する方針
© AP / スーザン・ウォルシュ
ブルームバーグが見た、現在開催中の首脳会議のコミュニケ案によると、G7(グループ7)は「必要な限り」あらゆる形でウクライナに支援を提供することを誓約する予定だ。
【RT】2022年6月26日
https://www.rt.com/russia/557871-g7-support-ukraine-indefinite/
日間のG7首脳会議はドイツのバイエルン州で始まり、ウクライナ紛争が議題の大半を占めている。
「我々は財政的、人道的、軍事的、外交的支援を提供し続け、必要な限りウクライナと共に立ち上がる」と、首脳声明の草稿には書かれている。
ロシアは、米国、EU、およびその同盟国に対し、ウクライナに武器を提供することは紛争を長引かせるだけだとして警告してきた。
しかし、西側諸国の指導者たちはこの声明を無視している。日、英国のボリス・ジョンソン首相とフランスのエマニュエル・マクロン大統領は、「戦争と将来の交渉の両方で手を固める」ために、キエフを軍事的に支援し続けることに合意した。
G7首脳は、ウクライナで攻勢を続けるロシアに経済的圧力を維持することで合意したようだ。
英国政府は先に、サミット期間中に米国、英国、カナダ、日本がロシアの金の輸入を禁止することを発表した。
米国のアントニー・ブリンケン国務長官はその後、この禁輸措置によってモスクワから年間約190億ドルの収入を奪うことになると主張した。
ロイター通信によると、G7はまた、ロシアの石油輸入価格に上限を設ける可能性について、「非常に建設的」な話し合いを行っている。
ドイツのオラフ・ショルツ首相は6月26日(日曜日)、西側世界が現在、成長率の低下、インフレの上昇、原材料の不足、サプライチェーンの混乱など、多くの課題に直面していることを認めた。
しかし、ショルツ首相は、G7が「このサミットから結束と断固とした行動の非常に明確なシグナルを送ることに成功する」と自信を示した。
彼の発言は、ジョー・バイデン米国大統領も同じで、プーチン露大統領は「何とかしてNATOとG7が分裂することを望んでいたが、そうならなかったし、そうなるつもりもない」と主張した。
一方、プーチンは6月24日(金曜日)にG7について、現在の世界経済の混乱はウクライナ紛争とはあまり関係がなく、加盟国が順守している「長年の無責任なマクロ経済政策」の結果であると主張した。