EU市民にとって良い時代は終わった - シンクタンク

ブリュッセルに本拠を置くブリューゲルによれば、エネルギー危機は引き続きインフレを押し上げるだろう。

 

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【RT】2022年6月9日

https://www.rt.com/business/556870-good-times-over-for-europeans/

 

 

ブリュッセルに拠点を置くシンクタンクブリューゲルの副所長であるマリア・ デメルツィス氏は、食料、燃料、電力価格の上昇により、EU全体で生活費の危機が悪化する見込みであると述べた。

 

 

彼女は6月9日(木曜日)にEuronewsに、異常なインフレはエネルギー価格の高騰の結果であり、「ヨーロッパは他の国よりもロシアに依存しているため、アメリカよりも多くの影響を及ぼしている」と語った。

 

 

ヨーロッパ人はコスト上昇に備えるべきかと問われ、デメルツィス氏はこう答えた。

 

「そうですね。インフレが異常であるという点では、今年も間違いなくこのような年になると思います。」

 

 

「私の住むベルギーでは、小麦粉の価格が2倍になりました。もちろん、これはパンの価格にも影響します。」

 

 

「車の燃料を入れるとき、毎週の食料を買うとき、私たちのポケットの中でそれを感じることになるでしょう。そして、おそらく事態は良くなる前に、もう少し悪くなる必要があると思います。その点で、私たちはもう少し気を引き締める必要があると思います。」

 

 

EUは最近、経済成長率予測を下方修正し、インフレ予測を引き上げた。EUとユーロ圏の実質GDP成長率は今年2.7%に達し、前回予想の4%から低下する見込みだ。来年はさらに減速し、2.3%になると予想される。

 

 

一方、インフレ率は、数ヵ月前には3.9%に達すると予想されていたが、現在は平均6.8%になると予想されている。