プーチン大統領は、世界的なインフレの原因は欧米の「間違い」だと非難している。

プーチン、欧米の長年の過ちが世界経済に打撃を与えていると発言

 

   

   ロシア大統領ウラジーミル・プーチン。© Sputnik/Mikhail Metzel

 

【RT】2022年6月6日

https://www.rt.com/russia/556685-putin-global-inflation-spief/

 

西側諸国は世界経済の舵取りを誤り、全世界がその無能さの代償を払っていると、ロシアのプーチン大統領は6月7日(月曜日)に述べた。プーチン大統領は、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)に先立って行われた演説の中で、このように主張した。

 

この年次国際イベントは今年で25回目を迎える。フォーラム開始の1週間前に発表された参加者への歓迎の辞で、ロシアの指導者は、このフォーラムが人類の転機に行われていることに言及した。

 

「西側諸国が長年にわたって犯した経済政策の過ちと、違法な制裁により、世界的にインフレの波が押し寄せ、確立された物流や製造のチェーンが崩壊し、貧困の急増と食糧不足が起きています」とプーチン大統領は述べた。

 

それらの課題はチャンスでもある、と大統領は付け加えた。この10年間は、ロシアがインフラや製造業の基盤を整備し、労働者の技能に投資し、独立した金融システムを構築することで、「経済主権を主張する時代」になるだろうと予測したのだ。

 

プーチンは、ロシア経済は世界に開かれたものであり続けると約束した。


フォーラムは来週の水曜日から土曜日まで開催される。主催者によると、6月1日の時点で、1,000人以上のCEOを含む2,700人以上のビジネスリーダーの参加が確認されている。

 

この集会は、ロシアが欧米の圧力や、外交的・経済的に世界から孤立させようとする試みに耐えることができることを示すことを目的としている。

 

米国とその同盟国は、モスクワが2月末にウクライナに対して軍事攻撃を開始した後、ロシアに対して前例のない一連の経済制裁を課した。中国やインドなどの経済大国を含む多くの非欧米諸国は、この圧力キャンペーンに参加することを拒否している。