【Insider Paper】AFP2022年05月31日
russia full control LuganskSource: ウィキメディア・コモンズ
https://insiderpaper.com/russian-forces-control-most-of-east-ukraines-severodonetsk-governor/
ウクライナ軍関係者は5月29日、モスクワ軍がドンバス地方への容赦ない侵攻を続ける中、ロシア軍がウクライナ東部の都市セベロドネツクの半分を支配していると発表した。
「残念ながら、前線は街を半分に分断している。しかし、市はまだ自らを守っている。市はまだウクライナ人であり、我々の兵士が守っている」と、市の軍事・市民行政の責任者であるオレクサンドル・ストリュク氏はライブ放送で語った。
戦争初期にウクライナの首都キエフを占領できなかったロシアは、東部のドンバス地方に焦点を移し、支配地域を固めようとしている。
ルガンスク州のセルギー・ガイデー知事は先に、セベロドネツクの状況を「極めて複雑」とし、同市の一部がロシア軍に支配されていることを認めた。
同知事は、ウクライナ軍が東ウクライナの工業都市の一部をまだ保持しており、モスクワ軍が「都市内を自由に移動」することを不可能にしていると述べた。
ガイデー氏はまた、「敵は周辺の村々を掃討する作戦を計画している」とも主張した。
セベロドネツクは戦前の人口が約10万人で、ロシアがルガンスク州全体と東ウクライナの事実上の行政中心地であるクラマツスクを占領する道にあるいくつかの重要な都市拠点の1つである。