デンマークのインフレ率、1984年以来の高水準に

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【Inside Paper】AFPM2022年5月10日

https://insiderpaper.com/denmarks-inflation-hits-highest-level-since-1984/

 

デンマークのインフレ率は、エネルギーと食品価格の高騰を受け、4月にほぼ40年ぶりの高水準となったことが10日、公式発表された。

 

デンマーク統計局によると、デンマーク消費者物価指数(CPI)は4月、前年同月比で6.7%上昇し、1984年6月以来の高率になった。

これは1984年6月以来の高率である。一方、物価は過去1年間に10.3%上昇し、1982年11月以来で最高となったと統計局は述べている。

 

「財の中では、電気、食品、燃料、ガスの価格上昇が2022年4月に非常に顕著である」と同機関は声明で述べている。

 

エネルギーと未加工食品を除いたデンマークの消費者物価は3.6%上昇し、これは3月の3.2%からまだ上昇している。

 

ロシアのウクライナ侵攻後、紛争とモスクワに対する欧米の制裁で供給が途絶えたため、燃料と食料の価格が世界中で高騰している。

 

米国や英国などの中央銀行がインフレ抑制のために金利を引き上げる中、デンマークのナショナルバンケンは9月にユーロに固定されているデンマーククローネの為替レートを保護するために主要金利を引き下げた。

 

欧州中央銀行は、ユーロ圏のインフレが高騰しているにもかかわらず、これまで金利を据え置いている。