「ビビ、イスラエルの王、万歳!」。ネタニヤフ首相が大胆な予言 「我々はすぐに戻ってくる」

   Israel Prime Minister Benjamin Netanyahu

イスラエルの元首相で現在は野党指導者のベンヤミン・ネタニヤフが、2022年4月23日、イスラエルのオル・アキバで行われたミモウナ祭に出席した。(写真提供:リクード党) (*「ビビ」とは、ネタニヤフ氏の愛称)


【WND】By:ジョー・コバックス 2022年4月24日 
https://www.wnd.com/2022/04/long-live-bibi-king-israel-netanyahu-makes-bold-prediction/

 

イスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ元首相は、エルサレムで政権に復帰すると自信満々に支持者に語り、政権交代は遠い未来の話ではないと語っている。

 

「我々はすぐに戻って来ている」活気に満ちたネタニヤフは、ミモウナと呼ばれる伝統的なモロッコの祭りで過越の祭りの終わりをマークし、4月23日(土曜日)の夜に言った。

「今年の休日は、新しい味、希望の味、希望の多くを持っている 」ネタニヤフはイスラエルのタイムズに話した。

 

「私は希望に満ちている多くの市民に会い、彼らは我々が正しいトラック、安全なトラック、すべてのイスラエルの市民のためのセキュリティと達成を約束するトラックに戻ってイスラエル政府をもたらすことを期待し、信じています。これは信仰と希望のミモウナであり、私たちはすぐに戻ってくる。」

 

ナフタリ・ベネット現首相の追放を目指し、北部の都市オラ・アキバの民家内では、約100人の支持者が「ビビ、イスラエルの王、万歳!」と声を張り上げた。

 

タイムズ紙が報じた。ネタニヤフ首相が首相の座を去ったことがあるのかどうか、野次馬は混乱することになる。前首相と将来の首相として彼を参照することに加えて、ネタニヤフはまた、単に "首相 "として彼がイベントで過ごした時間を通して対処した。

 

「我々はベニヤミン族だ」「ベネット、帰れ、この悪党」という断続的な叫び声もまた、このイベントを特徴づけており、同時に大宴会と選挙集会のように感じられた。

 

■■ ネタニヤフ首相、2015年3月3日に議会で演説

イスラエルのネタニヤフ首相が2015年3月3日、米国議会で演説を行った。シムチャ・ヨシポフ(前オール・アキバ市長)は、ネタニヤフの権力復帰の見通しに歓喜する人々の一人であった。

「彼は首相になり、私は市長になるために戻ってくるだろう」とヨシポフ氏は述べた。「私たちは一緒に戻ってくる。それは彼が私に言ったことです。」

 

過去10ヶ月間、ネタニヤフ首相と彼のリクード党は、ベネットとヤイル・ラピド外相が率いる現職の政府を組織的に弱体化させようとしてきた。最近まで、ベネット連立政権は、政治的に多様で、120議席あるイスラエルのクネセト(議会)でわずか61議席というぎりぎりの多数派で統治されていたにもかかわらず、その回復力で識者を驚かせていた。

 

しかし、4月上旬、ベネット氏の保守政党ヤミナ党に所属するイディット・シルマン議員が離党を表明し、政権はもろくも過半数割れしてしまった。その際、シルマン氏は現在のベネット政権への不満を明言した。

 

「私は、イスラエル国家とイスラエル国民のユダヤ人としてのアイデンティティを傷つけることを幇助するつもりはない。帰国して右派政権を樹立するよう、友人たちを説得し続ける」とシルマンは述べている。

「このように感じているのは、私だけではないだろう。このクネセトで別の政権を樹立することも可能だ」と付け加えた。

 

ベネットは、それにもかかわらず、ネタニヤフ首相と彼のリクード党は、シルマンを政府から離れるようにニンジンとスティックの組み合わせを使用していたことをほのめかした。

 

政治的不一致にせよ、日和見主義にせよ、シルマンの劇的な決断は、イスラエルの現在と将来の政治的方向性をめぐる新たな闘争への道を切り開くことになった。

ベネット率いる政権は、引き続き深刻で困難な課題に直面している。

先週、政府連立の一角を占めるアラブ系イスラム主義政党ラアムが、エルサレムの神殿の丘でイスラム過激派の暴徒とイスラエル治安部隊との緊張が高まっていることに抗議し、連立とクネセトのメンバーシップを凍結すると宣言した。