【Natural News】BY:マイク・アダムス 2022年3月29日
プーチンのモラルや倫理をどう思おうが、彼は天才的な戦略家であり、その知性はジョー・バイデンを圧倒的に凌駕している。プーチンの最新の動きは、ドル（不換紙幣）の将来そのものを脅かし、ドルの終わりの始まりを告げるかもしれない。
今週4月1日（金曜日）から、ロシアは「非友好的」な国へのエネルギー輸出の支払いとして、ルーブル、金、ビットコインしか受け付けないことにした。
ドルもユーロも受け付けない。西側の金融システムがプーチンに、もうドルやユーロでは何も買えないと告げたのだから、プーチンがドルやユーロを受け入れる必要はないだろう。
その結果、プーチンはルーブル、金、ビットコインを要求している。つまり、ロシア・ルーブルは今や商品輸出に裏打ちされた通貨であり、現実に存在するものに裏打ちされた通貨となったのだ。ルーブルを買えば、言い換えれば、そのルーブルを天然ガスや石油と交換することができる。
プーチンはソーシャルメディアに投稿したビデオで、モスクワの資源の「盗み」を非難し、第一世界の通貨準備保有者が「信頼できる」という考え方を嘲笑した。
「繰り返しになるが、世界経済全体と貿易は大きな打撃を受け、世界の主要な基軸通貨である米ドルへの信頼も失われた」と、プーチンは翻訳した映像の中で述べている。
「ロシア銀行の外貨準備の一部が違法に凍結されたことは、いわゆる一流資産の信頼性の終わりを意味する」とも述べた。「実際、米国とEUはロシアに対する債務不履行を行っている。今や誰もが、外貨準備は単に盗まれるものだと知っている。」
さらに、「そして、当面の多くの国々は、紙やデジタル資産を、"土地、食料、金、その他の実物資産 "などの生の準備金に変換し始めるかもしれない。私はこれが起こることを確信している。」と述べている。
鋭い経済アナリストは、紙の不換紙幣やビットコインのような「仮想」通貨はますます信頼できないだけでなく、プーチンが言ったように、まるで誰かのものであったかのように所有者から簡単に盗むことができるため、土地や食料などの実物資産に加えて金や銀などの硬貨や貴金属が再び支配する世界がまもなくやってくることを予感している。
もしプーチンが今週4月1日の金曜日に新しい要件を実施すれば、お金の未来は即座に一変する。そしてドルはもはや通貨の覇権を享受できない。
要は、プーチンがエネルギー輸出にルーブル、金、ビットコインしか認めないという要求を実行すれば、ドルは一瞬にして世界的に大きな効用を失うということだ。
ロシアからエネルギーを買いたい国（ヨーロッパのほとんどの国を含む）は、まずルーブルを買い、次にルーブルをエネルギーと交換する必要がある。これによって、ルーブルは即座に商品としての裏付けを得ることができる。
一方、ドルは何兆枚も印刷され、お金はどこからともなくやってくると考える犯罪的な銀行家と腐敗した政府高官の陰謀によってコントロールされているのである。
世界中のすべての国が、今、明白な疑問を抱いているに違いない。アメリカの腐敗した政府と無知な中央銀行を動かしている、小児性愛者の狂人と犯罪者の詐欺師の一団にしか裏打ちされていないドルに賭けるか？ それとも、すべての国が必要とする金、商品、エネルギーに裏打ちされたルーブルに賭けるか？
答えは明白だ。ルーブルには未来があり、ドルにはない。
少なくとも、現在の経済政策ではそうではない。トランプのような人物が政権に復帰すればすぐに変わるかもしれないが、その日が来るまでは、ドルは組織的に破壊されつつある。そしてそれとともに、アメリカの未来は日に日に急速に侵食され、最終的にはアメリカ国民を貧困に陥れようとしている。そこから暴動が止まらなくなる。
