ドナルド・トランプは、マイク・ペンスがホワイトハウスの記者会見で話すのを見ています。2020年4月16日。©AFP / Mandel Ngan
【TLBスタッフ/RT-ワールドニュース】2022年2月5日
前米大統領ドナルド・トランプ氏(45代)は、「明らかな」有権者の不正があった場合、マイク・ペンスには2020年の選挙を覆す権利があるとの主張を繰り返しました。
トランプ氏は、2020年の大統領選挙の結果に介入して異議を唱えることを拒否したマイク・ペンスを批判し、前副大統領をミッチ・マコーネル上院議員(ケンタッキー州選出)の「バイデンをできるだけ早く大統領に選出するための自動ベルト」と、烙印を押しました。
2月4日(金曜日)の声明でトランプ氏は、選挙中に「有権者の不正や不規則行為の明らかな兆候」が見つかった場合、ペンス氏には行動を起こす権限があると改めて主張しました。
そのような状況では、「それらの票を議会に戻して解決することが適切だっただろう 」と指摘しました。
この発言は、ペンス氏が私的な集まりで、副大統領に2020年の選挙結果を覆す力があると主張したトランプ氏が「間違っている」と発言したことを受けてのものです。
「誰か一人がアメリカの大統領を選ぶことができるという考え方」を「非アメリカ的 」と批判したのです。
過去2年間、トランプ氏は時折、2021年1月6日に選挙人団の結果を認定したペンス氏を攻撃し、大統領選挙の投票用紙の受け取りと集計を司る憲法上の役割として、一方的に拒否する行動ができたと主張してきました。
また、トランプ氏はマコーネルを「老いたカラス」と呼び、非難の的となりました。彼は民主党とRINO(名前だけの共和党)が、「1月6日にマイク・ペンスと彼の無意識のアドバイザーが、選択の余地がないと言って使った法律そのものを変えようと、一緒に熱狂的に働いている」と警告しました。
彼らがそれを変えたい理由は、彼らが今、副大統領に誠実な投票を確保する権利を持たせたくないと言うからです。
トランプ氏は、選挙人団の結果の集計方法を定めた19世紀の法律である「選挙人集計法」の変更の可能性を議論する議員たちの、超党派の取り組みに関する先月の報道について言及したのでしょう。
マコーネルは以前、この法律を変更するという考え方は「議論する価値がある」と述べていました。
トランプ氏は、「民主党とRINOが(副大統領の)権利を奪おうとしている」と指摘し、選挙結果を覆さないことは 「大きな機会損失」だと述べました。
その行動不足で「国が地獄に落ちる」と主張しました。