コロナ禍での厳格なリトアニア専制政治:ワクチンパス未所持のあるワクチン未接種家族の話

【NOQreport抜粋】by JD Rucker 10月8日, 2021年 

アメリカの未接種者は旅行、買い物、医療など生活に関わる様々な事を受けることができない実害が出ています。

リトアニアの未接種者は、それより状況が悪化しているようです。ある未接種者の家族(夫:Gluboco Lietuvaさん)は、ワクチンパスポートを持っておらず社会から追放されています。

収入もなく、買い物もほぼできず、生きるのがやっとです。しかし、彼ら家族はこの権威主義を受け入れない決意をしています。

 

◇◇◇

私たち夫婦は、4週間の無給の停職処分を受け、仕事に戻ることはできません。雇用主が復帰させてくれるかどうかはわかりません。たとえ復帰できたとしても、同僚たちは私たちを軽蔑し、SNSで私たちの死を願っているというのです。私たちは新しい仕事も見つけられず、ワクチンパスがなければ仕事はできません。

近所のスーパーで食べ物を買うことも許されません。主に食品、医薬品、メガネ・コンタクト、農業・ペット用品を扱う、通りに面した入り口のある小さな店でしか買い物ができず、この地域では事実上、小さくて高価なコンビニエンスストア1軒に制限されています。

 ◇◇◇

ワクチンパスは自由市場に大混乱をもたらしました。ワクチンパスを必要とするスーパーマーケットでは、パスが課せられてから1カ月間で買い物客が25%減少したと報告されています。しかし、パスを必要としない小さな店では、0.7%しか増えていません。では、買い物客はどこへ行ってしまったのでしょうか?

屋外、駐車場、路上、小さなテーブル、車の後ろから売られている商品など、旧ソ連式の市場で食べ物を買うようになりました。農産物、卵、チーズ、肉、魚。現金のみ。パスも必要ない。スーパーマーケットのような便利さはない。しかし、今のところは大丈夫。人生には道があります。

 

 Lithuania 1

 

家の修理をする必要があります。しかし、パスを持っていないと、金物屋に入って用品を買うことができません。パスを持っていない人は修理が禁止されているので、修理工を呼ぶこともできません。それに、今の私には外部の人に頼むだけの収入もありません。だから、我が家は修理されないままです。


長年通っている歯医者に子どもの予約をしに行きましたが、パスを持っていないので帰らなければなりませんでした。この地域の他の歯医者では診てもらえません。パスを持っていない人を診てくれる歯医者があると聞いたことがありますが、遠いのです。だから歯の治療はできません。

 

手芸店で子どもの画材を買おうとしましたが、パスがないと買えません。おもちゃ屋さんで知育玩具を買おうとしても入店を禁止されました。キッチン用品も買えません。ありきたりですが、悔しいですね。子どもと一緒に本を読むために図書館に入ることができません。以前はそれが家族の最大の楽しみの一つでした。でもパスを持っていないので、もう入れません。

 

二人の子どもの服を買おうとしましたがパスがないため、多くの店で断られてしまいました。妊娠中の妻が涙を流しながら懇願したところ、中古品店の店長が許してくれました。「今回だけだよ」と言ってくれました。

 

 ◇◇◇

このような圧力はどこにでもあります。そして、それは圧倒的なものです。私たち家族の生きていく力は破壊されてしまいました。しかし、どんな苦しみを課せられても、どんな苦労をしてもワクチンパスが象徴するような権威主義への転落は絶対に受け入れられません。

 

f:id:pepie17:20211009222447j:plain

リトアニアにいる Gluboco Lietuvaさんの ツィートの翻訳>

EU初の、全社会を対象とした厳格なCOVIDパス制度のもとでの生活。リトアニア

COVIDパスがなければ、買い物、仕事、外食などが禁止される。

これが、COVIDパスを導入した国が直面する未来である。

EUアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ...…。

これがあなたの望む世界ですか?

 

◇◇◇

QRコードでお店に入れる? 仕事をするのにパスが必要? 食べ物やおもちゃ、服を買うのに政府の承認が必要? いやいや、政府による隔離と管理、つまり望ましくない行動を罰して社会から追放するというワクチンパスの体制は権威主義への道です。

ワクチン接種が行われたとき、当初の方針は教育、信頼、インフォームドコンセントで対象グループに接種することでした。しかし、2021年に政策が変更されました。選択と信頼が強制と罰に置き換えられたのです。

 

社会に存在するために、政府が承認するというのです。恣意的なルールに基づく追放、すべての人の動きを記録すること。それは健康ではなく支配と権力です。この新しい権威主義的な管理社会では、官僚が権力を拡大しようとすれば、これまで以上に多くの行動を規制するようになるでしょう。

歴史上の多くのケースと同様に、2021年にヨーロッパや世界中で起きた権威主義的な統制への移行は、政府が奨励し、メディアが煽る憎悪や他者への差別を助長し、それが原因となっています。そして、それが私たちの社会を引き裂いているのです。

 

 ◇◇◇

隔離すること。病気への責任転嫁。戦時中の裏切り行為への非難。扇動。迫害。これは歴史の教科書ではありません。2021年の私の家族の生活の現実なのです。私たちの人間性が消されています。これは間違っています。深く、深く間違っています。

 

私たちの冬は長く、寒く、暗い。妻も私も、春までの貯金はありません。しかし苦難にもかかわらず、私たちは抵抗することが私たちの道徳的な道であると決めました。いつの日か、子どもたちに嫌悪感ではなく、誇りを感じてもらいたいからです。

自由は壊れやすく、私たちはそれを守らなければなりません。

私たちは多くの苦しみを与えられており、この冬もさらに苦しめられようとしています。しかし、これだけは知っておいてください。私たちはワクチンパスの制度を決して受け入れません。支配、隔離、そして憎しみを決して受け入れません。権威主義への転落を決して受け入れません。


私たちは、あなた(=ワクチン接種済みの国の同胞たちのこと)のことを止めはしません。あなたを憎みません。あなたを追放しません。あなたが私たちの死を願っても、私たちはあなたの死を願ってはいません。


そして,新しい権威主義の増え続ける恣意的な規則によって、あなた方も追放される時が来たなら、私たちは私たちの権利のために今戦っているように、あなた方の権利のために戦います。なぜなら、私たちは皆、平等だからです。そして、私たちは皆、社会に存在する権利を平等に持っているのですから。

残酷なことです。このようなことがリトアニアのような場所でしか起こらないと思っている人は注意を払っていません。このことは、アメリカでも起こりうるし、多くの国や地域ですでに起こっています。


私の個人的な考えでは、これはすべて前兆であり、近い将来に世界的で普遍的なパス(マーク)が展開されるための調整であると考えています。それを実現するために用意されるロジスティックスや嘘については、ここでは説明しませんが、幅広い考えを持っています。


また、差別化させるのは、意志を持った関与であると考えています。つまり、人々は自分たちがしていることが聖書の教えに反していることを十分に認識し、現世での快適さや安全の約束を、それがどのようなものであるかの警告よりも優先して選ぶのです。

 

恐ろしくもエキサイティングな時代です。常に祈り、社会の圧力に負けないように頑張りましょう。これらの圧力は、ワクチンを接種していない人が完全に迫害されるまで、ますます強まっていくでしょう。

しかし、もしそうなったら喜んでください。それは信仰者にとって素晴らしいことがすぐそこまで来ているということです。

(By: Gluboco Lietuvaさん)