後のイスラエルの王になるダビデは、少年時代にイスラエルとペリシテ人との戦いで巨人ゴリアテと一騎打ちすることになりました。
ダビデは家族の末っ子で、1日中、羊飼いの仕事をしていました。どんな天候でもどんな猛獣が来ても、いつもたった一人で投石ひもで小石で打ち、殺したり追い払ったりしていました。ダビデにとってはそれは毎日のことであり、小石をどこへ投げても命中したのです。
いつもやっていることが最も優れた武器になることを、私たちもダビデの戦いで学ぶことができます。
ダビデの武器は、投石ヒモで小石を投げるだけ。対して、巨人ゴリアテ(*堕天使と人間との間に生まれたネフィリムという者たちは4メートル前後の身長があった)は完全武装で臨んできました。
しかしダビデの一瞬の一投で、ゴリアテは額に小石が当たり、あっけなく倒れてしまいます。そしてダビデはゴリアテの首をはねました。
私たちの戦いの武器は何でしょうか? 戦う相手は誰でしょうか? 誰のために戦うのでしょうか?
そのすべては「万軍の主の御名」によるもので、私たちはそのように考え、行動していきたいですね。
■Ⅰサムエル記
17:26 ダビデは、そばに立っている人たちに言った。「このペリシテ人を討ち取って、イスラエルの恥辱を取り除く者には、どうされるのですか。この無割礼のペリシテ人は何なのですか。生ける神の陣をそしるとは。」
17:46 今日、【主】はおまえを私の手に渡される。私はおまえを殺しておまえの頭を胴体から離し、今日、ペリシテ人の軍勢の屍を、空の鳥、地の獣に与えてやる。すべての国は、イスラエルに神がおられることを知るだろう。
17:47 ここに集まっているすべての者も、剣や槍がなくても、【主】が救いをもたらすことを知るだろう。この戦いは【主】の戦いだ。主は、おまえたちをわれわれの手に渡される。」
17:49 ダビデは手を袋の中に入れて、石を一つ取り、石投げでそれを放って、ペリシテ人の額を撃った。石は額に食い込み、彼はうつぶせに地面に倒れた。
私たちも皆それぞれの”小石”を使うことができます。