バリ島からお客さん

昨夜入りでバリ島からのお客さんが来られた。
昨年東北からご夫婦でバリ島移住されたりえさん。311前からずっと反原発運動などをされていたそうだ。ご主人は単身赴任でフィリピン・セブ島におられ、ご主人を訪ねるついでにボホールにも足を伸ばしてくださった。

今日はとにかくいろいろお話を聞いてみたいということがあったので、とりあえず飲食店も多く一番観光地的なアロナビーチへ向かった。

りえさんはバリ島に放射能避難移住をしたい人たちへの町の案内や、すでに移住された人たちの支援をされている。現地でも餃子を作って売ったり、子どもたちに勉強を教えたりいろんなことをされているようで面白い話が満載だった。

バリ島は311以前から日本人の移住者が多いことは知っていた。311後も多くの日本人が避難移住しており、私もネット情報だけでもかなりの数がいるだろうということは感じていた。感覚的に多分セブ島以上ではないかと思う。
日本人だけでもいろいろなことが成り立つような日本人の多さのようで、セブなどよりも日本人密度や共生度は高いようだ。

バリ島はデンパサール周辺のハイクラスな人の居住地とウブド等中間層、りえさんが住む現地の人により近い生活感がある場所など、新しい人が移住してくる場所(希望地)によって自然と受け皿となる人たちもそれぞれ違ってくるようだ。なるほど。

バリ島には支援する受け皿となる人たちが多いと思う。すでにバリに長く住んでいて経済的にもゆとりのある人たちが積極的に受け入れ支援活動をしているし、りえさんのように自分も一避難者でありつつ、できるサポートや案内を個人でしている人もいる。

途中、反対側のMulo-Amiビーチへ移動。ここの食事はメニューも豊富で安目ですごいおいしい。

そういった現場の話から、バリ島のあれこれ、日本の話、東北に残っている人の話等々、話題は尽きず、私も大変勉強になったし、励まされた。
これまで、同じようなことをしている人に実際に出会ったことがなかったので、共感できるところが大きかった。

このたび、古い民家を利用したゲストハウスも個人で造られるようで、完成が楽しみだ。
気負わないでできる範囲のことを無理なくするというスタンスのようで、まぁなんかすごい面白い人だった。うちの旦那も私と系統や履歴が似た人だなぁと言っていた。ははは。

バリ島話でうらやましかった点。ガソリンは外資系がなく国内の会社のみでリッター45円程だそうだ。ボホールの1/3以下! フィリピンはガソリンが高すぎる。ただし飲料水などは5ガロン120円くらいだそうで、バリよりボホールのほうが安いなぁ。

今日、アロナビーチでアーティスト青年が砂彫刻をやっていた。

  

聞くと“妖精”を作っているそうな。他に絵を描いたりダンスもやっているとのこと。

りえさんにバリ島土産のビーサンを頂いた。軽くて履きやすい。