木曜はフェアトレードのお店へ

(木曜日のお話)
ジプニーで15分程の所にあるフェアトレードのお店へ行ってみた。前から行ってみたいとは思っていたが、語学学校のスタッフがすごくよかったとブログに書いておられたので思い立ってすぐに行ってみた。フィリピンのいろいろな島で生産されたものが置いてあり、私は特に食品関連チェックが目的だった。無添加化学調味料等を探していたのと、日本にあまりなくて知られていないが、あったら良さそうなもの探しも兼ねて。

前述のスタッフブログに“モリンガティー”“ココナツシュガー”がいいと書かれていたことと、うちの旦那のボホール島にいる知り合いのブログにも現地でタダ同然のモリンガを食べて年配の義父母も転んでも骨折しない健康体だと書かれていたので興味を持った。当日はモリンガ粉末が品切れでティーバッグしか売っておらず、入荷したらメール等で知らせるとスタッフの女性が言ってくれた。でもとりあえずティーバッグは買ってみた。

あと、パラワン島産のはちみつ、島は分からないが春ウコン粉末(“ターメリック”としか書いてないが多分日本で良く売っている二日酔い用の秋ウコンでなく春ウコンじゃないかと思う。ガンに良いと書いてあったので)、ココナツ酢・ココナツシロップ・塩が原料のソース、ココナツネクター・ココナツ酢・パッションフルーツが原料のドレッシング、お湯で溶かすチョコレート等数点を買って1200円程だった。他にも欲しいものがいろいろあったが、まずは一つずつ自分が使ってみてから順次買っていこうと思ってそのくらいにした。オーガニック肥料なども売っていて(500円位)春ウコン栽培に欲しかったが見送った。

ここのスタッフもとても親切だった。日本人スタッフが1人いるようだが、今は日本でのフェアトレード祭の出展で帰国中だそうだ。意外と近かったし、この大通り周辺はお店も多く偵察兼ねてまた来たい。

モリンガ茶は沖縄にもあるとツイッターで教えてくださった方がいた。自称沖縄好きの割に知らなかったが、沖縄以南では結構生えている植物がかぶっているのだろうと思う。こっちのフードコートのフィリピン料理店で海ぶどうも食べたし……。
モリンガ茶パラワン島のはちみつを入れてカラマンシーを絞って飲んだらおいしかった。旦那もこれはうまいと喜んでいた。高いジュースや100%でない清涼飲料水なんか飲まないでこういうのを飲むようにと言い渡しておいた。安くて害がない。

そうそう、私は元々自然派でも健康おたくでも何でもないしすごくテキトーな性格だが、なぜ食品にうるさいかというと危険があまりに大きいからだ。料理そのものには全然うるさくない。食材にうるさいだけだ。現代社会でコンビニやスーパーに売っているものは調べれば調べるほど恐ろしくて何も食べられない程になっている。市販のものや外食はよほど気を付けないと安全なものはない。
私は体にいいことを追求しているというよりは、単に害毒・害悪を避けようとしているだけだ。日本では放射能汚染食材もそうだし、遺伝子組み換えは世界大で気を付けないといけない。というかもはや気を付けようがないほどだ。(遺伝子組み換えについてはぜひアメリカの“モンサント”という悪魔企業の所業を見張っていただきたい)

私は潔癖でもないし食べ物へのこだわりも全然ない。だけど、皆が知らない間に行われている食品汚染を今からしっかり見張って抵抗・抗議しないと、もう間もなく後戻りできないところにまで行き着いてしまいそうだ。企業の悪行を黙って見過ごすことと、みすみすその犠牲になって彼らの思うつぼになるのは絶対イヤなのだ。思う通りになってたまるかという気持ちである。

そういうことで、フィリピンでも真剣に探せば無添加、無香料、無化学調味料、非遺伝子組み換え食材がなんとか見つかる(表示義務がないのでこれは一番難易度が高いだろう)。セブにある数少ない自然食品店は日本と同価格ぐらいで非常に高くつくが、フェアトレードはその中でもお手頃価格でいいものが見つかってうれしい。日本にあるフィリピン産の食品がバナナとパパイヤ、干しマンゴーだけなのは実に勿体ないと思う。現地産のチョコやコーヒーなどあまり知られてなさそうだし、溶かしチョコはミロみたいな味で美味しかった。調味料は好き嫌いがあるかもしれないが(甘酸っぱい系が多い感じがするが気候的に必要なのだろう)結構使える。