旦那が牧師に引越しを報告 [移住準備]

昨夜は仕事帰りに旦那が自教会の牧師に引越しの件を報告してくるということで、早々に揚げはじめていた夕食のチキンカツが冷めた。

牧師夫妻にはさくっと報告したけど“それは残念です”程度でさっぱりしたもんだったそうな。放射能汚染が理由だと言ってもピンと来てない様子だったそうな。
これで旦那側は職場や旦那の母にも伝え済みだから大まかにはすんだ。ひとまず良かった。

旦那の母には旦那がこれまでにさんざん忠告してきた。でも根拠もなく“安全なんだ”の一点張りで決して話を聞いてくれなかった。別に死んでもいいんだとか言ってるそうだが、それって自殺行為だし、第一、放射能の健康障害はポクッと死ねるような楽なもんじゃないんだよね。それを伝えても聞いてもらえないので、安全だと根拠なく言う人は、とにかく真実と向き合いたくないだけなのだろう。それだけ弱いのだともいえる。
真実は残酷で恐ろしいことのほうが多いが、知らないと自分がどうすべきかも判断できないではないか。私などはそのほうがずっとい怖い。

何にせよ人の考えは他人にはどうしようもない。旦那も母親に“いざ危険となったらいつでもフィリピンへ来て”とは伝えたけど“フィリピンなんかやだ。なんでオーストラリアとかじゃないのさ”と言い返されたそうで……。

私のほうは実家が大阪だしTVしか見ない人達だし、今現在、放射能のほの字も意識にないだろう。余計な説明をするより軽くいくつもり。元々疎遠で私も学校出てすぐ家を出ているし10年前から東京だしで、大した変りはないだろう。
友人や仕事関係の知り合いには……私はお別れ(会)とかが苦手なのでできるだけ何でもなかったように去りたい。理由は告げるけど、それぐらいかな。

福一事件→放射能汚染からもう9カ月経つのだ。今現在放射能汚染や原発を危険視していない人達は、今、人に言われたからって気をつけようとか避難しようとかは思わないだろう。そう思える人であればもうとっくに引っ越してるか、安全を考えた生活をすでにやっているはずだ。今の段階まで無関心か安全説を唱えているってことは、実際に自分か周りが病気するか死亡するまでピンとこない人たちだともいえるだろう。あるいは何があっても良いと自身で覚悟か納得している人か、どちらかだ。

無関心だった、危険だと知らなかった、という人が突然の悲劇に襲われることのないように祈る。そんなことは私たちも含め、危険説の人達は望んでいない。